鹿児島の箏(琴)・三味線和楽器教室:桐の音楽院

こんにちは。桐の音楽院(きりのねがくいん)です。鹿児島を中心に活動している箏や三味線の会です。お稽古や尺八や他和楽器との合奏、演奏活動などなど。お問い合わせはお気軽に♪

今週末コンサートに向けて「龍星群」絶賛猛練習中

おことをしてる人ならなんとなく名前を聞いたことであろう「龍星群」という曲タイトル。

 

これは、おことを頑張る高校生を題材にした「このおととまれ」という漫画にでてくる曲なのです。以前より何人かの生徒さんから『弾いてみたい~』という声が出ていたので、今週末にあるコンサートに向けて、取り組んでみることにしました!

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(気分を盛り上げるために、全巻大人買い(笑))

 

漫画の設定では、箏パートは初心者なので簡単め、ということでしたが・・・いやいや・・難しいですよ(笑) 後半盛り上がって16分を合わせるところは、皆してメトロノームとお友達になって頑張ってます。

 

【吉田葬祭 和楽器コンサートについて】

今週末のコンサートは、桐の音楽院の近くにある吉田葬祭がいろんなジャンルの楽器で、定期的に開催してるイベントです。

 

ご近所の方も多いという事で、きっと和楽器を初めて見る方、聞く方もいらっしゃるかと思い、和楽器三種の説明をしながら、馴染みある曲も多く取り入れております。尺八は福田井山社中の皆様が応援に駆けつけてくださいます。入場料無料ですので、ぜひお気軽にいらしてくださいね。

 

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和楽器コンサート

日時:8月28日(日)10:30~12:00

曲目:春の海、さくら、さんぽ・風の通り道、シルクロードなどなど

申込:吉田葬祭 099-247-1457

Dual KOTO×KOTOの夏~熊本編~

昨日記事にあげましたが、8月第1週目は東京へ出没したコトコト。

 

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第2週目は熊本へ行ってまいりました。以前から熊本とご縁の強い山野さん。震災があってから何かできないかと、話をt取りまとめ、持ち掛けてくれました。

 

一日で3か所めぐるスケジュール。

1ヶ所目は中央区細工町風流街もやい館のなかにあるデイケアホーム。2ヶ所目は被災されてる方々の避難所となっている三船町スポーツセンター。3ヶ所目は益城町津森にある仮設住宅集会所にて。

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写真は三船町スポーツセンターにて、箏を聞きに来てくれた子供たち。演奏中には小道具(マラカスや鉦など)で曲も盛り上げてくれました。

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きっといろんな思いをもってるのだろうけど、目の前にあるものに真っ直ぐと興味を示してくれる子供たちの強さには、こちらも勇気をもらいます。

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がまだせ、熊本!応援してます。

 

そうそう、そういえばおまけネタ。鳴り物、美鵬直三郎くんも別企画でたまたま熊本に来ていて、空き時間中、急きょ顔出しにいってきました。久しぶりにあえてうれしかったです!

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【去年の地域創造フェスティバルの様子はこちら】

 

【Dual KOTO×KOTO今年の活動はこちら】

 

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Dual KOTO×KOTOの夏~池袋編~

毎年恒例となっている池袋芸術劇場で開催される地域創造フェスティバル(今年は8/2-8/4)、今年も山野安珠美さんとのデュオ箏グループDual KOTO×KOTOで参加いたしました!

 

各地域公共ホール担当の方々が集まる中、次々と進行するアーティストプレゼンテーション。毎年私たちも何をプレゼンしようか、頭のひねりつつアイディアを出し、本番に挑みます。

 

今年は箏の技法を楽しく説明するのに、”カエルのうた”をコトコトで編曲してみました。二人で部分部分編曲しつつ自然にうまれたストーリー性。

 

それだったらばと、紙芝居仕立てにしてみよっか?と思いついたはいいが、絵心のない私(笑)。急きょ、おともだちMさんが書いてくれることに!

 

こんな素敵なカエルの大冒険が生まれました↓↓↓

ありがとーーー!!!!(パチパチパチ)

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本番は紙芝居をめくったり、しゃべったり、もちろん演奏したりで、私たちも大冒険の『カエルの大冒険』を初披露してきました!これはまたいつかどこかで披露してみたい~。

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毎年思うのですが、ただ演奏するだけはなく、自分たちの学びの場所となっている、この地域創造フェスティバル。さらにさらにこの場所にふさわしい自分たちでありたいとも思える場所です。

 

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【去年の地域創造フェスティバルの様子はこちら】

 

【Dual KOTO×KOTO今年の活動はこちら】

 

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MBCテレビ「てゲてゲ」放送終了しました

ご報告がおくれました。ごめんなさい~。

 

先々週の水曜日、7月11日のMBCテレビ「てゲてゲ」放送終了しました。

 

レポーター、A徳さんがばっちりと箏ひいましたよね!!

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以前ピアノやってたり、あと番組でハープなども弾いたりしてた経験があるということで、”さくらさくら”なんてすぐにひけちゃいましたよ~。

 

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そして、「おことは音の高低を自由に調節できるんですよ~」と説明したところ、”エリーゼのために”をおことで弾いてみたい!!とのリクエストが出ました。そういうリクエスト大好きです(笑)

 

上記写真はちょこっとだけ試し弾きしつつ、説明してるところだと思います。

 

そしてそして、ほんの短時間だったのに、A徳リポーター、呑み込みがはやい!ひいちゃいましたよ。”エリーゼのために(by おこと)”

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「できた~~~ひけた~~~」と大喜びの二人、そしてスタッフさん一同も大盛り上がりのひと時でした(笑)

 

さっすが~~Art担当A徳さん~。才能にじみでてる~。

 

でも本当にのみこみが早いと思いましたよ(お世辞じゃなくって)!私も、とても楽しく収録させていただきました。親指の爪が入らなかったところは少し慌てたけど(笑)。

 

下竜尾町近辺の楽しそうなお店もいっぱい紹介されてましたよねー。私もワインバーAugrio や、ケーキ屋さんティー・タビラ大好きなお店です!お近くにいらっしゃった方は皆さま是非お立ち寄り下さい。

 

最近、昔ながらの城下町の雰囲気と、上記のような新しいお店がうまくミックスされてますます住みやすくなってきた下竜尾町。今回の特集で改めて近所散策が楽しみになりました。この町をとりあげてくださった”てゲてゲ”さん、ありがとうございました!!

MBCテレビ「てゲてゲ」リポーターA徳さんが箏に初チャレンジしてくださいました!

今週水曜日夜7時からのMBCテレビ「てゲてゲ」は放送200回記念!

 

という事で、番組MCの野口たくおさん(たくちゃん!)の地元、そして桐の音楽院の地元、下竜尾町が特集です!

 

なんと光栄なことに、あのA徳さんが桐の音楽院を訪れてくださいました。

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そして箏に初チャレンジ。

さすが、A徳さんのAはArtのA。箏を華麗に弾きこなしておりました。そしてA徳さんといえばあの曲も。。。。箏で!!放送されるか、どうかはオンエア時の楽しみに!

 

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(↑ご本人の許可は頂いてますが、写真の無断転載はご遠慮いただければ幸いです)

 

とってもかわいいA徳さん。弾き終わった後の笑顔がまたかわゆいʕ→ᴥ←ʔ ʕ ·ᴥ·ʔ

 

7月13日(水)19時~ 、是非MBC放送「てゲてゲ」をご覧くださいませ。

www.mbc.co.jp

(今だったら↑↑トップの予告動画でA徳さんが箏にチャレンジしてるところがちょこっとみれますよ!)

 

 

 

 

先週は上弦週間でした

6月18日、尺八元永拓さんライブがレトロフトチトセで開催されました。私も2曲(沢井忠夫先生の「上弦の曲」と吉松隆さんの「雨月譜」)で、ゲスト出演させて頂きました。

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(写真は会場でのリハ風景です)

 

元永さんとは約20年程のお付き合い。上弦の曲はこれまで色々なところで演奏してると思っていて、もちろん元永さんとも、どこかでご一緒してると思ってたのだけど、実は今回が初めての本番だということが判明しました。ちょっと不思議な感覚。でも自分で言うのもなんだけど、しっくりとそして集中度の高い良い演奏が出来たような気がした土曜の午後でした。

 

元永さんは翌日も尺八ワークショップとお稽古。鹿児島滞在中、尺八てんこもりの日々だったでしょうに元気いっぱいの元永さんで本当にお疲れ様でした。そして企画をたちあげた持橋さん、良い機会を有難うございました。

 

そして水曜日は鹿児島国際大学伝統音楽演習講義です。が、この週は尺八の福田井山先生にお願いをして、尺八のレクチャーをしてもらいました。管楽器の生徒さんだけでなく、皆が尺八に夢中のようでした。

 

ここでも尺八と箏の名曲「春の海」を始め、「上弦の曲」や福田先生のソロ「寒月」など演奏しましたよ。

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福田先生にはここ5年程、大学に来て頂いてます。毎回ご無理を言って、講義を受け持ってくださること、本当に感謝いたします。

 

そして土曜日は鹿児島大学邦楽サークルの皆様のサマーコンサートでした。サマコンでは現役生だけでなくOB,OGの方も来場したり、そして演奏したりするそう。OGでもない私なのですが、前に邦楽部から打楽器を貸していただいたご縁もありまして、福田先生と「五段砧」「上弦の曲」を演奏させて頂きました。

 

規律正しくて、真面目な印象の皆様でしたが、打ち上げでは元気いっぱいに(笑)。私もほのかに学生気分を味わって、とても楽しい一時でした。

 

気付けば今週は「上弦の曲」を3回も弾いてた事に。いつ弾いても名曲だなと思います。もっと弾きこんで自分のものにしたいなと改めて思いました。それには尺八の相方がいないとできない事。今回は本当によい機会に恵まれたと感謝感謝。

 

関係者の皆様、諸々おつかれさまでした!

 

わかりやすい音楽、わかりにくい音楽

「わかりやすい音楽」と「わかりにくい音楽」について最近ふと腑に落ちたので、記しておきます。

 

公演でよくリクエストされるのは「わかりやすい音楽」ですね。恐らく、邦楽は「わかりにくい音楽」に位置してるからだと思います。

 

「わかりやすい音楽」、それはフレーズを皆が知ってるような音楽の類なんだろうけど、もっといえば、共同体を繋ぎやすくするための音楽なんだろうなと思います。その場の一体感を促すような音楽。だから例えばフレーズを知らなくとも、農作業などで自然発生した労働唄や民謡などはここに属するのだと思います。

 

そして「わかりにくい音楽」、これは今まで聴いたことのない音楽。なんかもう、全然理解できないとか、生理的に受け付けないとか。色々感じ方は人それぞれなのだろうけど、ちょっと小難しい音楽など。そしてある程度の知識を要するもの。

 

じゃあ、この「わかりにくい音楽」は必要ないんじゃないかというと、そうではなく、ここに音楽のもう一つの意味があるんではないかと、最近感じてます。

 

「わかりやすい音楽」がカラダで感じるものならば、「わかりにくい音楽」はココロでとらえるもの。『え、これってなに?でも好き❤』とか『全然わからないけど、なんか涙でちゃった』『もうなんか嫌悪感も感じるけど、鳥肌たっちゃった』とか、想像力を促すためのものなのではないかと思います。

 

アートは答えが一つだけではないジャンル。だからこそ人それぞれの感じ方が違ってよいはず。面白いのは子供は、「わかりやすい」とか「わかりにくい」とか思って、音楽を聞いたり奏じてはいないようですよね。その境界は非常に曖昧で、ただその場の音の雰囲気や、演奏者の気を感じてるだけ。わりにこの両者を明確に分けて考えてるのは大人だけな気がしてます。

 

だからどっちか一つだけでは面白くないなーと個人的には思います。どっちもあって満足させるような公演が出来るとステキよねと最近よく思います。そのバランスが難しいんですけどね。