鹿児島市立玉江小学校、学校公演伺いました
鹿児島市立玉江小学校、学校公演伺いました
こんにちは!カジガノです。本日も桐の音楽院ブログにお越し頂きありがとうございます。
2015年10月25日(火)鹿児島市立玉江小学校、学校公演伺いました。これは鹿児島アートネットワーク企画「芸術家派遣プロジェクト」によるものです。全校生徒約900名弱の前で、箏・尺八・三味線の音を響かせてまいりました。
今回は前半を楽器説明、後半は名曲から現代の曲までというプログラムで組んでみました。とってもとってもノリのよい生徒さんたちで、熱気ムンムンの中私たちも頑張ってまいりました。
箏と三味線と尺八で
まずは本日使用する和楽器3種類での大合奏。
桐の音楽院8名と、尺八は福田井山先生にお願いいたしました。
(この日手伝ってくれた桐の音楽院メンバー:櫻井静玲、上ノ町星玲、岩根冷水、伊地知玲春、戸床玲寿、寺師玲香、富橋由美子、井上一樹 尺八:福田井山、福田井亮(敬称略))
楽器の説明
お箏の説明をしました。学校公演で初のパワポ導入しました。漢字などいつもよりはわかりやすかったかな??
三味線の説明して
福田井山先生と福田井亮さんによる尺八の説明して
体験コーナー
休憩もかねて体験コーナーをつくりましたが、予想以上の大賑わいに楽器廻りがものすごい生徒さまたちに囲まれてます。楽器がみえない!!(笑)
後半は聴くに集中!
春のうみからの、千本桜!子供たちはこの曲すきなんですね。初めてプログラムにいれてみましたが、すぐに手拍子が始まりました。
最後は漫画「この音とまれ」より、龍星群を。
これも手拍子がわきおこってました。のりがよい!
和楽器に少しでも興味をもってくれたらな(あわよくば楽器を始めてくれたら)と思います。
子供たちの感想が来たらまたご紹介させてください。
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鹿児島アートネットワークによる芸術家派遣プロジェクトについて
加治木文化祭終了いたしました!
秋の文化行事ラッシュスタートしてます!
先週末は加治木文化祭が姶良市の加音ホールで行われ、桐の音楽院も参加してきました!
実は今回初めての試みをいたしました・・・
何がお初かと申しますと、衣装が初!!
(最近ブルー系の衣装が多かったので、パープルの衣装を新調しました)
だったのもあるのですが、
私は演奏せず、客席から桐の音楽院の皆の演奏を見る!!という初の試み(笑)。
皆さまだけの力でやりきった舞台は、さらに皆様の演奏をブラッシュアップさせるのではないかと思います。少しずつの積み重ねですが、もっともっと演奏力をつけて頂きたいなぁと期待をこめて♡
学校公演など続きますが、皆さま頑張って秋を乗り切りましょう。
【おまけコーナー】
せっかく姶良方面にいくんだから!ということで、国道10号線沿いの素敵なイタリアンSimpaticoに寄って、ランチに行ってきました。遠征の楽しみの一つ。
皆で行くといろいろ種類が食べれていいですね!!
Bose SoundLink mini を合奏練習に活用する方法
Bose SoundLink mini を合奏練習に活用する方法
去年から我が家で大活躍中のBose SoundLink mini。
いわゆるスピーカーなのですが、ペアリングさえしてしまえば、bluetoothでiphone やipadの中に入ってる音楽をそのまま再生することが可能です。
(愛犬も映ってますがお気になさらずに(笑)。サイズ比較対象としてゴルフボールおいてみました)
サイズも写真の通り、手のひらサイズ。とても軽いのでどこにでも持ち運び可能ですので、ドライブする時や、野外遊びの時にも大活躍。
ここでは、音楽を聴く以外に、楽器を練習するものとしてこれは便利だなと思う活用方法をご紹介。
どこでも一人で合奏練習
練習する際、CDをならしながら、一緒に弾くこと、ありませんか?最近は音源のほとんどは携帯に入れて聞いてる方が多いように思います。
その際出力レベルが小さい機器だと、自分の音にかき消されて、細やかなフレーズが聞き取りにくいことがあります。その点、Soundlinkminiは十分な音量。
ペアリングした機器とこのスピーカーさえあれば、大音量で、しかもどこでも一人で合奏練習することができます。
大合奏時にはメトロノームを大音量でならせる
楽器をする方なら携帯にメトロノームを入れてることが多いかと思います。でも携帯機器のスピーカーだと音量不足という場合も。
音楽だけでなく、携帯内ソフトの音もbluetooth経由で、soundlinkmini から音声出力することができます。
(↑私のiphoneにはこのアプリいれてます。参考までに)
一人の時だけでなく、大合奏練習の時、皆でテンポを確認しながら楽器演奏する時、便利です。
録音した音を、クリアな音で確認することができる
練習してる際、自分の演奏を録音し、確認する方も多いかと思います。
ただ携帯などのスピーカーから再生すると音量が小さく、細かい部分のニュアンスが聞き取れない場合もあります。
このスピーカーに転送すると、其々の音がクリアな音で再生されるので、その場にいる全員が一斉に聞き取ることも可能になります。
その他使い方工夫できそうです
その他にも参考音源をウェブ上やyoutubeから拾ってきて、その場で再生することも簡単にできます。細かい部分まで聞きたいとき、一人だけだったらイヤフォンを使う手もありますが、その場にいる全員で共有したいときはある程度の音量は必要になります。
そんな時ほんとに便利だなぁと思います。
要は、スピーカー出力できれば、soundlinkでなくてもよいような気もするのですが、そのポータブル性と、iphone等のペアリング機器との連携が抜群によいので、その活用法はまだまだありそうです。
ほかに活用法あったら是非教えてくださいね。
高校教科書に掲載されている邦楽まとめ
高校教科書に掲載されている邦楽まとめ
前回中学音楽教科書、前々回小学音楽教科書で取り扱われてる邦楽を抜き出してみました。(頁末関連記事参照)
今回は高校音楽教科書をまとめてみました。取り扱う教科書は以下の4冊です。
- 「高校生の音楽1」 教育芸術社出版 平成28年度発行
- 「高校生の音楽2」 教育芸術者出版 平成28年度発行
- 「ON1」 音楽の友社出版 平成28年度発行
- 「高校生の音楽1」 音楽の友社出版
「高校生の音楽1」 教育芸術社出版 平成28年度発行
【日本の伝統音楽】
- 雅楽、声明、能楽(能・狂言)見開き1ページにて其々解説
- 雅楽の鑑賞曲は管弦「五常楽急」。五常楽の装束写真掲載。
- 声明の鑑賞局は「観音宝号」、”聖霊会(四天王寺)”での声明写真掲載
- 能楽の鑑賞曲は「船弁慶」”地謡””囃子”の解説写真掲載
- 文楽、歌舞伎、筝曲、見開き1ページにて其々解説
- 文楽の鑑賞曲は「義経千本桜」から≪道行初音旅≫ 太夫と三味線群の写真掲載
- 歌舞伎の鑑賞曲は「京鹿子娘道成寺」、女形の写真掲載
- 筝曲の鑑賞曲は「乱」、独奏と三曲合奏、現代曲合奏の写真それぞれ掲載
- 筝曲における現代邦楽では沢井忠夫作曲「ふたつの群の為に」紹介
【日本の民謡】
- 「民謡音階」「都節音階」「律音階」「沖縄音階」を見開き1ページにて説明
- 民謡音階:ソーラン節、花笠音頭、草津節、貝殻節、越中おわら節、おてもやん
- 都節音階:よさこい節、斎太郎節、会津磐梯山、伊勢音頭、根来の子守歌
- 律音階:ひえつき節、木曽節
- 沖縄音階:谷茶目、てぃんさぐぬ花
- 民謡のリズム(拍がしっかりしてるもの、そうでないもの)と楽器について見開き1ページにて説明
- 拍を明確に感じさせる民謡:相馬盆唄
- 拍を明確に感じさせない民謡:江差追分
- 民謡に使われる主な楽器:三味線、尺八、鉦、篠笛、三線、太鼓
- 篠笛で「ゆうやけこやけ」を弾いてみようコーナー
「高校生の音楽2」教育芸術社出版 平成28年度発行
【日本の伝統音楽】
- 歌舞伎が見開き4ページにて解説説
- 「義経千本桜」から”渡海屋の場””鮓屋の場””道行初音旅””河連法眼館の場”其々場面説明、写真掲載。同ページにて関連事項として”義太夫節”説明。
- 「越後獅子」説明。同ページにて黒御簾音楽説明。
- 歌舞伎の名せりふ解説。
- 長唄「越後獅子」、三味線は五線譜、歌は旋律高低のわかる横譜を見開き1ページにて掲載。
【日本の民俗芸能】
【その他:日本の作曲家による映画音楽】
「ON1」音楽之友社出版 平成28年度発行
【歌おう】
- 「歌おう」部分では、民謡「ソーラン節」「ホーハイ節」「南部牛追い歌」「こきりこ」「谷茶目」五線譜掲載
- 上記「こきりこ」部では打楽器”こきりこ””びんざさら””太鼓”説明
- 上記「谷茶目」部では三線の調弦、勘所、三板(さんば)の説明
【わたしたちの和楽器】
- 「わたしたちの和楽器」部分では、箏、三味線、尺八、篠笛、太鼓説明
- 上記「箏」部では、楽器について、調弦、構え方、奏法(掻き爪、割り爪、合わせ爪、スクイ爪、押し手、引き色)説明。”演奏してみよう”コーナーでは「あゝ人生に涙あり」「六段の調べ」の縦譜掲載、”きいてみよう”コーナーでは、「六段の調べ」説明
- 上記「三味線」部では、楽器について、調弦、構え方、奏法説明。”演奏してみよう”コーナーでは「お江戸日本橋」の五線譜、文化譜並列掲載。”聴いてみよう”コーナーでは「勧進帳」から”寄せの合方”、「鏡獅子」から”狂いの合方”、「秋の色種」から”虫の合方”説明
- 上記「尺八」部では、楽器について、構え方、奏法(メリカリ)、運指説明。”演奏してみよう”コーナーでは「かごめかごめ」の縦譜(都山、琴古並列)掲載、”聞いてみよう”コーナーでは「鶴の巣籠」説明。
- 上記「篠笛」部では、楽器について、奏法、構え方、運指、「太鼓」部では楽器について、構え方、奏法について説明。”演奏してみよう”コーナーでは横笛と太鼓の合奏で「ねぷた囃子」の五線譜&篠笛譜(横笛)、一線譜(太鼓)を掲載。”聞いてみよう”コーナーでは”江戸祭囃子””ねぷた囃子””祇園囃子”を説明。
【日本音楽史】
- 「日本音楽史」部では鑑賞曲として長唄「京鹿子道成寺」、歌舞伎舞踊「京鹿子娘道成寺」、催馬楽「単衣」、筝曲「新ざらし」、双魚譜を其々解説。
- 長唄「京鹿子道成寺」、歌舞伎舞踊「京鹿子娘道成寺」では、長唄について、楽曲について、あらすじ、見どころ、音楽と舞台について其々説明。
- 催馬楽「単衣」では、楽曲について、笏拍子、篳篥、龍笛図解解説
- 筝曲「新ざらし」では、楽曲について、作曲者中能島欣一、「さらし幻想曲」について解説。
- 現代曲として吉松隆「双魚譜」解説。参考曲として「春の海」、「エクリプス(蝕)」、「二つの群の為に」、「ダンスコンセルタント」
【郷土の伝統音楽】
「高校生の音楽1」音楽の友社出版 平成28年度発行
【民族と音楽:日本の歌】
- 民族と音楽部の日本の歌コーナーでは、民謡「ソーラン節」「南部牛追い歌」「こきりこ」「木曽節」「てぃんさぐぬ花」掲載
【鑑賞】
- 鑑賞部日本の伝統音楽コーナーでは、”箏曲”「みだれ」、”三味線曲”「京鹿子娘道成寺」から”チンチリレン”の合方、”尺八曲”「鹿の遠音」、”長唄”「勧進帳」、筝曲「新ざらし」、”催馬楽”「伊勢の海」、黒御簾音楽をそれぞれ解説。
【郷土の伝統音楽】
まとめ
- 中学内容をそれぞれさらに深く掘り下げ、丁寧な解説が増えた印象でした。
- 全体のボリュームに対して邦楽の取り扱い頁数はコンパクトになってるよう。
個人的におもったこと
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【関連記事】
中学校教科書に掲載されてる邦楽まとめ
中学校教科書に掲載されてる邦楽まとめ
前回小学校教科書についてまとめてみました。
今回は教育芸術社、教育出版社株式会社から発行されてる中学校教科書、邦楽関連記事をまとめてみます。
中学校にはいると、情報量もぐんとあがり、内容も多岐にわたってきていますので、簡潔にまとめたいとおもいます。
「中学生の音楽1」教育芸術社/平成28年度発行
【筝曲】
- ”箏”に”こと”のルビ付け
- 簡単な歴史
- 六段の調べ(初段から六段までの冒頭部を五線譜にて記譜)
- 「段物(だんもの)」についての説明
- 「八橋検校」についての説明
- 平調子を五線譜にて記譜(一=E)
- ”引き色””後押し”説明
- 「序破急」についての説明
【尺八】
- 簡単な歴史
- 「巣鶴鈴慕」採譜したもの掲載/楽曲説明
- ”スリ上げ””コロコロ””タマネ”説明
- 琴古流本曲、説明
- メリカリ、説明
- 「間(ま)」の説明
【日本の民謡】
- 民謡のタイプ説明(仕事歌・盆踊り歌・座敷歌・子守歌)
- 民謡のリズム(拍にのったリズム・拍のない自由なリズム)
- 民謡の音階(都節音階・律音階・民謡音階・沖縄音階)
- 取り上げている民謡(ソーラン節・南部牛追い歌・江戸の鳶木遣・郡上節・金毘羅船々・谷茶前)
- 「ソーラン節」歌唱ポイントなど説明
- 日本の音階を使って旋律をつくるワークシート
「中学生の音楽2・3上」教育芸術社/平成28年度発行
【歌舞伎】
- 簡単な歴史
- 「勧進帳」/鑑賞場面までのあらすじ/場面説明/みどころ説明
- 総合芸術としての、歌(音楽)舞(舞踊)伎(演技)説明
- 長唄「勧進帳」の採譜記載/歌詞説明
- 長唄についての説明
- ”唄い尻””産字”についての説明
- 後頁資料部分にて”見得””六方”、舞台図にて”廻り舞台””せり・すっぽん””花道””黒御簾”説明
【文楽】
- 簡単な歴史
- 「新版歌祭文(しんばんうたざいもん)」”野崎村の段”/鑑賞場面までのあらすじ、場面説明/みどころ説明
- 太夫と三味線の関係説明
- 人形遣いについて(”主遣い””左遣い””足遣い”についての説明)
- 義太夫節についての説明
- 後頁資料部分にて”三人遣い”説明、舞台図にて文楽舞台の仕組み説明
【日本の郷土芸能】
「中学生の音楽2・3下」教育芸術社/平成28年度発行
【雅楽】
【能】
- 簡単な歴史
- 「羽衣」鑑賞場面までのあらすじ/場面説明/鑑賞ポイント
- ”シテ””ワキ”/”地謡””囃子”/謡 についての説明
- 「羽衣」からの節採譜、記載。歌うときの注意ポイント
- 「狂言」についての説明
- 後頁口絵にて、能の”面(小面、般若)””能舞台”の写真掲載
- 後頁口絵にて、「能に影響を受けた諸芸能」として”歌舞伎””能””文楽””組踊”を写真紹介
【その他】
「中学生の器楽」教育芸術社/平成28年度発行
【箏】
- 構造説明
- 簡単な歴史・楽器説明
- 柱の立て方
- 爪(角爪、丸爪)
- 調弦(一=E,都節についても説明)
- ”琴”と”箏”説明
- 姿勢、構え方、基本的な奏法(押し手含む)説明
- 弾き歌い、唱歌についての説明
- 種々の奏法(合わせ爪、スクイ爪、流し爪、ピッチカート、トレモロ、引き色、後押し)説明
【三味線】
- 簡単な歴史・楽器構造説明
- 三味線が用いられる音楽(義太夫節、津軽三味線、長唄)
- 基本的な調子(本調子、二上がり、三下がり)
- 三味線と三線説明
- 姿勢、構え方、撥の持ち方、左手の構え方
- 基本的な右手奏法説明
- 左手での勘所抑え方説明
- サワリ、説明
- ”さくら”の楽譜を文化譜にて掲載
【太鼓】
- 楽器説明
- 太鼓の種類(長胴太鼓、締太鼓)
- ばちの持ち方、姿勢構え方、打ち方
- 唱歌月の楽譜、掲載
- 「音が響く場所」図解
【篠笛】
- 楽器説明
- 構造、姿勢、構え方(指孔のふさぎ方、口の当て方)説明
- 音の出し方、運指、”指うち”説明
- 「たこたこあがれ」「ほたるこい」其々五線譜の下に運指をふった楽譜掲載
【尺八】
- 楽器説明
- 構造、構え方、姿勢、音の出し方説明
- 音色の変化についての説明
- 「ゆうやけこやけ」五線譜掲載
【その他】
- 後頁口絵にて「日本の伝統音楽の楽器構成」が図解解説されてます
「音楽のおくりもの~中学器楽~」教育出版株式会社/平成28年度発行
【箏】
- 各部名称
- 柱の立て方
- 爪(角爪・丸爪)
- 調弦 五線譜(一がDの場合とEの場合それぞれ)掲載
- 姿勢構え方、親指による基本的な奏法
- 「さくらさくら」「荒城の月」「もののけ姫」「こきりこ節」五線譜下に絃名漢字でふったものと、縦譜、其々掲載
- 押し手(オとヲの違い)、合わせ爪、スクイ爪、ピッチカート説明
【三味線】
- 三味線三種類説明、三味線ジャンル説明
- 姿勢構え方、各部名称、右手左手構え方
- 糸の張り方、駒の付け方
- 調弦(本調子、二上がり、三下がり)
- サワリについて
- 勘所の押さえ方について
- 三味線の楽譜(文化譜)について
- 奏法について(スクイ、ハジキ、打ち指)
- 「さくらさくら」、「長唄勧進帳~寄せの相方」「かんつばき」其々五線譜と文化譜、口三味線を並記したもの
【篠笛】
- 各部の名称と指の位置
- 姿勢とかまえ方
- 吹き方のポイント
- 運指/さし指について
- 「たこたこあがれ」「ひらいたひらいた」「さくらさくら」「子守歌」五線譜と絃名並記
【太鼓】
- 様々な場面での太鼓(祭り、現代曲)
- 太鼓の種類(長胴、締太鼓、桶胴太鼓)/ばちについて
- かまえ方と打ち方(正対がまえ、横対がまえ、右方がまえ、斜対がまえ、田楽がまえ)
- 日本の郷土芸能、伝統音楽によくあらわれる基本のリズム
- 「千の海響 望の章」一線譜と口唱歌の並記
【尺八】
- 各部の名称/いろいろな長さの尺八
- 姿勢と構え方/歌口の当て方/音の出し方/運指
- 「もういいかい」「もみじ」「ふるさと」五線譜
【その他中綴じ部資料】
まとめ
- 日本の伝統音楽/芸能のジャンルを多岐にわたって取り扱っている
- 楽器に関しても、小学校での箏、尺八、に加え、三味線、太鼓、篠笛の説明が詳細にわたって掲載されている
個人的におもったこと
- 尺八、五線譜とロツレチの並記はしないんですね!
【関連記事】
小学校教科書に掲載されてる邦楽まとめ
小学校教科書に掲載されてる邦楽まとめ
前回このような記事を書きました。
せっかく教科書を購入したので、自分の頭の整理もかねて、邦楽について書かれてる内容をざっくりとまとめてみたいと思います。全部は網羅しきれないと思いますので、参考程度に。
「小学生の音楽5」教育芸術社/平成28年度発行 より
・こと(記載は漢字ではなく平仮名)と尺八の楽器写真
・”こと”の写真・各パーツ(龍額、龍角、龍甲、柱、弦(ゆみへん)、磯、雲角)記載
・尺八の写真(五孔、名前の由来)
・「春の海」五線譜
・宮城道雄についての説明
・角つめ・丸つめ(記載は漢字ではなく平仮名)の写真
・つめによって座り方の違いがある旨、爪の当て方の違い記載(流派の違いは記載無)
・弦の呼び方説明
・「さくら」五線譜の下に、絃名漢字で記入
「小学音楽 音楽のおくりもの6」教育出版社/平成28年度発行
・越天楽今様五線譜(うたと笛パート)
・越天楽今様についての説明
・雅楽写真
・雅楽説明(歴史、楽器種別)/ひちりきのみ拡大写真
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・”こと”という平仮名の横に括弧付けして『こと(箏)』と記載。”箏”には『そう』とルビ付け
・「春の海」五線譜 ~途中「のどかな春の海の様子」「漁師の歌声や、ろをこぐ音」などフレーズ上に説明あり
・宮城道雄についての説明
・”こと”の座り方、丸/角爪/柱の絵図、つめによって座り方の違いがある旨記載(但し、角爪の場合のみ写真掲載)
・平調子五線譜(一=E)下に弦(ゆみへん)名記載
・「さくら」五線譜の下に、絃名漢字で記入
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・ことと尺八、歴史(古墳時代、飛鳥時代、奈良時代、江戸時代、明治~現在)
・八橋検校も上記事の中で記載
・”三曲(こと/三味線/尺八)合奏”として写真掲載(胡弓についても記載)
・三味線、三弦、三線の三種類写真掲載
・渡来ルート、江戸時代に流行った旨記載
まとめ
・「春の海」(宮城道雄)はマスト
・箏の基本構造、弾き方、道具もおさえる
・雅楽・尺八について、それに伴う歴史は教科書によって扱いが違う
個人的にちょっと疑問におもったこと
箏の”げん”は”絃”だと思ってたのですが、教科書ではゆみへん(弦)が用いられてますね。なんとなくbowを使ってる楽器類に対しては”弦”で、それ以外のものは”絃”かなと思ってました。中高生教科書も”弦”で統一してるみたいです。