鹿児島の箏(琴)・三味線和楽器教室:桐の音楽院

こんにちは。桐の音楽院(きりのねがくいん)です。鹿児島を中心に活動している箏や三味線の会です。お稽古や尺八や他和楽器との合奏、演奏活動などなど。お問い合わせはお気軽に♪

【質問】箏の各部名称をしりたい!(再掲追記有)

【質問】箏の各部名称をしりたい!の前に、箏に縁のある動物といえば!

youtubeにも同内容あげました。こちらもご参照ください(2020年2月7日追記)。

 

www.youtube.com

  

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箏の各部名称はある動物にちなんでつけられてます!

 

それは『龍』

 

箏はその昔、中国から伝わりました。中国では皇帝はその権威づけとして龍を自らの象徴としたそう。

 

日本でも、古事記に琴は大事な宝物の一つとしてでてきたりもします。このお話はかき出すとながくなりそうですので、また別記事にしたいと思います。

 

いよいよ箏の各部名称、まずは全体から

全体像をみてみます。

ざくっと三つにわけて、箏を演奏する時すわる側(写真左)。写真ですと白四角でかこってる左部分。これが竜頭(りゅうとう)。反対側右四角部分、これを龍尾(りゅうび)。この頭と尾にはさまれてる間を(龍)甲(りゅうこう)といいます。

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箏の名称、龍頭部分

龍頭に近寄ります(下写真)。

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ちょっとわかりにくいかもしれませんが、糸がでている金色の〇パーツ。これを龍眼(りゅうがん)。龍頭部、上部側を龍額(りゅうがく)。そして箏を立て掛けた時一番下の部分になるところ。奏者からみて龍頭部の一番右端側面部を龍舌(りゅうぜつ)といいます。

 

 この龍舌部は職人の腕の見せ所でもあったりして、高価なおことだと蒔絵だったり、螺鈿などの緻密な細工が施されてます。また箏の名前をいれたりもしてますね。壊れやすいパーツでもありますので、ここを保護する意味で用いられてるのが口前カバーになります。音の鳴りを遮りますので、本番ではこのカバーは取り外します。

 

箏の名称、龍尾部分

そして龍角と反対側の糸を支えるパーツを雲角(うんかく)。糸をしめる際に楽器に一番負担がかかってしまう部分を保護するのが尾布(おぎれ)。この尾布と口前カバーはお揃いの布を使っておしゃれ気分を満喫します(笑)

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箏側面部

写真はありませんが、箏の側面は、そして裏側は龍腹(りゅうふく)。

 

それぞれが体の名称にちなんでるのでわかりやすいかなと思います。

参考にされてください。

 

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