鹿児島の箏(琴)・三味線和楽器教室:桐の音楽院

こんにちは。桐の音楽院(きりのねがくいん)です。鹿児島を中心に活動している箏や三味線の会です。お稽古や尺八や他和楽器との合奏、演奏活動などなど。お問い合わせはお気軽に♪

第19回鹿児島国際大学教員定演終了いたしました!

鹿児島国際大学教員定演終了いたしました!
こんばんは、梶ヶ野です。

 

『指導を担う教員たちは、教える者として常に自らトップの演奏家であるべきという確固たる信念を持ち、学生指導の傍ら、日々その技術を鍛錬しておられ、奏でられる熟練の音は聴く者の心を魅了します』というパンフレット中の学長の挨拶の通り、素晴らしい演奏会でした。

 

この度、私は3曲演奏いたしましたが、その中でも久保禎先生作曲の『紫の上〜源氏物語 若菜 下の巻『女楽』より』は2014年に4重奏として作曲されたものを改訂し、独奏用に書き直してくださったもの。

 

最初はどこか儚げで何か一人物思いにふけっているような・・・私の中ではそんなイメージで始まるこの曲。しかしながら場面が進むにつれ、紫の上の行き場のない感情が爆発するようなそんなシーンが訪れます。

 

「源氏って罪よねー。」

 

源氏物語を読んでたらそんなこともぼやきたくなるようなシーンではありますが、独奏の楽曲として演奏できる嬉しさはまた別。自由に弾いて良いですよという先生のお言葉に甘え、本番ごとにまた違った側面が憑依して出てきそうな。素晴らしい曲をありがとうございました。これからも大事に弾かせて頂きます。

 

会運営の為にご尽力頂いた先生方、本番手伝ってくださった学生の皆様、関係者各位皆々様おつかれさまでした。

 

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(写真は左から作曲久保禎先生、梶ヶ野、初演時の委嘱者みたけご夫妻です)

 

 

5月の桐の音楽院コンサート情報です!

急ですが、明日と今月26日コンサートのご案内をさせてください。

 

明日は「国際大学教員定期演奏会」です

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梶ヶ野が3曲演奏いたします。

 

その中でも久保禎先生の「紫の上〜源氏物語 若菜 下の巻『女楽』より」は前回演奏した時のバージョンより少し改訂したものになっております。

 源氏物語のヒロイン紫の上の感情が露わにも思える情熱的な楽曲です。

 

そして26日は毎年恒例になってきております「渚のコンサート」
渚にちなんで石井由希子作曲「海鳴り」を桐の音楽院有志で演奏いたします。

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どうぞご来場お待ちしております。

桐の音シンフォニー 〜和楽器のきた道 ゆく道〜無事に終了いたしました!

昨日桐の音シンフォニー 〜和楽器のきた道 ゆく道〜無事に終了いたしました!

今回の舞台にかかわってくださった全ての皆さまに感謝します。言いたい事はやまのようにありますが、まだあたまがまとまらず。まずは御礼まで申しあげます。本当にありがとうございました。

 

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舞台の写真は仕上がってからまた掲載させて頂きますね.

ホールリハーサルすると見えてくるもの

ホールリハーサルをして来ました。

 

少人数編成の曲中心に、立ち位置と音の聞こえ方のチェック。
通常だと180度反響板で囲まれてる舞台。が、今回は照明の演出をお願いしているため、背後の反響板だけ外します。ということで音の出方が気になったので、ホールリハーサルを事前に組み込みました。

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実際してみると・・・

 

ちょっとした位置で客席側に聞こえる音が全く違うことが分かります。お客様が入るとまたこれが違ってくるもの。せっかくだったら、ベストの音響で聞いてもらいたい。

もしかすると演者のちょっとしたこだわりにすぎないかもしれません。でもそんな気持ちにお付き合いいただいた音響・照明・大道具のスタッフの皆様、そして音を聞くためだけにホールに集合してくれた皆様に感謝!

 

こういうちょっとした積み重ねがよき本番に繋がることを信じて、本番まで試行錯誤していきたいと思ってます。

本日の南日本新聞に記事が掲載されました!

本日の南日本新聞に記事が掲載されました!
17面になります。

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先日の「天泣」のお稽古を取材していただいた様子を書いていただいてます。取材にきていただいた記者さんが「箏の音ってこんなにキレイなんですね〜」と言ってくださったようで、それもとても嬉しかったです。

 

南日本新聞を手に取れる方は是非お読みいただけると嬉しいです。

 

 

もっとも重要な・・

週末になると、練習真っ盛りになる最近の桐の音楽院です。

 

さてさて昨日のみぎわ先生の練習に引き続き、本日の午前中は大合奏曲の合同練習でした。そのあとは舞台上と舞台裏の打合せ。
演奏技術も勿論大事ですが、演奏会がスムーズに進行する上でこれは最も重要な過程です。正に当日舞台の心臓部。

 

始めから終わり、そして控え室から舞台袖、舞台までの動線を綿密に打ち合わせます。これは当日助けてくださるスタッフの意見が大事。裏を支えてくださる皆様あってハレの舞台が実現するのだから。

 
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(膨大な資料が散らかってしまうのも仕方なし。 )

 

 二週間ほど前からは舞台照明、音響、大道具を担当してくださる舞台演出の方、先週末は表玄関、受付スタッフとのミーティング、明日は着付けをしてくださる方とのミーティング。

 

たった一日の舞台にどれだけの方々が支えてくださるのだろうと頭が下がる思いです。

感謝!!

 

橋本みぎわ先生に『天泣』のお稽古を受けました!

TVアニメ「この音とまれ!」の放映も始まりましたね!私ももちろん見ましたよー。

www.konooto-anime.jp

 

偶然とはいえ、そんなタイムリーな中、本日!橋本みぎわ先生が『天泣』のお稽古のために来鹿くださいました。

 

『天泣』は「この音とまれ!」の中でとても重要な意味の在る曲で、この曲を初めて聞いた時私すごく感動したのです。何だろう、前向き感の溢れる曲で、キラキラと光の雫みたいなものを感じるなーと。

 

ですが、実際弾いてみてそのキラキラ感を出すには、相当な練習量と技量がいると譜読みをスタートして感じました。事実この曲のメンバーはすごく苦労して、長い期間をかけて練習を積み重ねて来ました。そして今日!

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(みぎわ先生の言葉に聞き入るメンバー)

 

 そこからさらに楽譜を超えた先のところを教えてもらうべく、作曲者の橋本みぎわ先生に鹿児島まで来て頂きました。一つ一つのシーンを反芻するように丁寧に丁寧にフレーズ毎の弾き方を教えてくださるみぎわ先生。一緒に箏を弾いてくださるシーンも多々あったのですが、みぎわ先生の音そのものがもうキラキラ✦最初のソロの出だし・・・「嗚呼、さとわちゃんだ・・・・」と思わずにはいられない。漫画の情景が、私の、いや私だけでなくその場にいたメンバーの脳をよぎったに違いありません。

 

音は人を表す。本当にその通りでみぎわさんの繊細さや、でもその奥に在る芯の強さが垣間見えるような音にキュンキュンした時間でした。やはり作曲者に直接お会いして、色々な事を直接聞くことの大事さを感じました。

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(恒例の皆でパチリ。私もちゃっかり混ぜてもらいました)

 

みぎわ先生、本当に有難うございました!本当に素敵な時間でした。
5月5日の本番まで皆でさらに前に向かいたいと思います。

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(サイン付き楽譜集♡)