小学校教科書に掲載されてる邦楽まとめ
小学校教科書に掲載されてる邦楽まとめ
前回このような記事を書きました。
せっかく教科書を購入したので、自分の頭の整理もかねて、邦楽について書かれてる内容をざっくりとまとめてみたいと思います。全部は網羅しきれないと思いますので、参考程度に。
「小学生の音楽5」教育芸術社/平成28年度発行 より
・こと(記載は漢字ではなく平仮名)と尺八の楽器写真
・”こと”の写真・各パーツ(龍額、龍角、龍甲、柱、弦(ゆみへん)、磯、雲角)記載
・尺八の写真(五孔、名前の由来)
・「春の海」五線譜
・宮城道雄についての説明
・角つめ・丸つめ(記載は漢字ではなく平仮名)の写真
・つめによって座り方の違いがある旨、爪の当て方の違い記載(流派の違いは記載無)
・弦の呼び方説明
・「さくら」五線譜の下に、絃名漢字で記入
「小学音楽 音楽のおくりもの6」教育出版社/平成28年度発行
・越天楽今様五線譜(うたと笛パート)
・越天楽今様についての説明
・雅楽写真
・雅楽説明(歴史、楽器種別)/ひちりきのみ拡大写真
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・”こと”という平仮名の横に括弧付けして『こと(箏)』と記載。”箏”には『そう』とルビ付け
・「春の海」五線譜 ~途中「のどかな春の海の様子」「漁師の歌声や、ろをこぐ音」などフレーズ上に説明あり
・宮城道雄についての説明
・”こと”の座り方、丸/角爪/柱の絵図、つめによって座り方の違いがある旨記載(但し、角爪の場合のみ写真掲載)
・平調子五線譜(一=E)下に弦(ゆみへん)名記載
・「さくら」五線譜の下に、絃名漢字で記入
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・ことと尺八、歴史(古墳時代、飛鳥時代、奈良時代、江戸時代、明治~現在)
・八橋検校も上記事の中で記載
・”三曲(こと/三味線/尺八)合奏”として写真掲載(胡弓についても記載)
・三味線、三弦、三線の三種類写真掲載
・渡来ルート、江戸時代に流行った旨記載
まとめ
・「春の海」(宮城道雄)はマスト
・箏の基本構造、弾き方、道具もおさえる
・雅楽・尺八について、それに伴う歴史は教科書によって扱いが違う
個人的にちょっと疑問におもったこと
箏の”げん”は”絃”だと思ってたのですが、教科書ではゆみへん(弦)が用いられてますね。なんとなくbowを使ってる楽器類に対しては”弦”で、それ以外のものは”絃”かなと思ってました。中高生教科書も”弦”で統一してるみたいです。