鹿児島国際大学、伝統音楽演習講座はじまりました
今年も鹿児島国際大学、邦楽演習講座はじまりました。一時期中断してた時もあったのですが、10年程は講座担当しております。
昨日は皆でさくらさくらを弾き終えて、終わるごとに、「おーーーーっ」「やったーーー」と歓声が上がってました。かわいい(笑)。年度ごとにクラスの性格が違うのも面白いところです。
音楽家の生徒さん達だけに、また教職必修課程なだけに皆さん、呑みこみもはやいと毎年感心しております。
国際大学には箏が15面もあり、これまでの授業は楽器に親しむ事、何か一曲を弾きあげることに重点をおいてました。が、今年からは弾くことにくわえ、少し皆に考えてもらう時間を入れて行こうかなと思ってます。
昨日質問したのは
「なぜ教育課程の中で邦楽器を学ぶことが必修になったのか」
「なぜ音楽や美術など大学受験科目でない授業も学ぶのか」。
答えで多かったのは
伝統を次世代に伝えるため、知ってもらう為
感受性を育てるため、心を豊かにするため
うんうん、そうだよね。確かにその通りだと思います。
では、なぜ伝統は伝えなきゃいけないの?なぜ知っておくべきなの?
感受性を何故育てなきゃいけないの??心を豊かにするってどういうこと?
という質問を次回は皆にぶつけて考えてもらいたいなと思ってます。
楽器を10回の講座で学ぶ経験と共に、私がこれまでの演奏活動の中で感じてきた事、考えてきたことを皆とシェアして一緒に考えていければと思ってます。たた単純に楽器を弾くことよりも、きっとその方がこれからの皆様の人生に役に立つような気がするので。今年の講座内容はちょっと変化球にしてみます。