国際大特別ゲスト第一弾!
先週は国際大の和楽器演習にて、尺八福田井山氏と篠笛瀬戸口留美子氏にそれぞれの楽器についての授業をお願いいたしました!
今年は管楽器の生徒が多いので、とても楽しげに(時に苦しげにw)楽器に触れたり、音出しに挑戦したり。
学校教材では箏の使用頻度が高いけど、いろんな和楽器があることを知ってもらいたいなと思い、毎年特別ゲストをお呼びしてます。
福田先生は以前から何回か、この国際大の授業におよびしていて、尺八愛を密かに燃やしながらレクチャーしてくれます。尺八は音が出るまでがなかなか難しいと言われるけど、この日何人かはボーと音が出てましたよー。
そして篠笛瀬戸口さん、元々はピアノ専攻。学生時代に恩師から日本の伝統音楽も勉強しなさいといわれ、そこから篠笛にどんどん惹かれていったそうです。彼女の演奏や指導は篠笛愛に溢れてる✨楽器の奏法だけでなく、楽器を扱うときの所作までちゃんと生徒たちに伝えてくれて、私自身も忘れてた事をハッと思い出した気がしました。
『 空音唱 CONCERT ~異次元の世界へようこそ!~』鹿児島公演 *チケットのメール予約、開始のお知らせ*
コンサート目前となりましたので、お取り置きのメール予約をスタートいたします。
※感染防止対策の面からも、できる限り、受付が混まないよう、山形屋プレイガイド、十字屋CROSS、セブンイレブン、出演者からの事前購入のご協力をお願いいたします。
(事前購入は、前日までといたします。)
【 チケットメール予約方法 】
①お名前(ふりがな)
(お連れ様のお名前もお書きください)
②メールアドレス
③チケット枚数
(一般・ペア・学生等の券種もお書きください)
を明記の上 、
kuonsho.2021kagoshima@gmail.com
まで、メールを送信下さい。
【ご注意事項】
※取り置きメール予約は、コンサート当日、正午12時までとします。
※予約確認のメールを返信致しますので、kuonsho.2021kagoshima@gmail.com からのメールを受信可能にしていただくよう、よろしくお願いいたします。
※チケット料金は、コンサート当日、受付でお支払いください。
※メール予約完了をもちまして、チケットご購入と同じ扱いとさせていただきます。ご予約のキャンセルは致しかねますので、あらかじめご了承ください。
(どうしても急用でご都合つかない場合は、どなたかにチケットをお譲りいただけると幸いです!)
※学生料金の方は、受付にて学生証の提示をお願いいただくことがございます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
引き続き、各種プレイガイドや出演者からのご購入も承っております😊(前日まで!)
すでにご購入済みのお客様も、事前にチケット半券にお名前・ご連絡先等のご記入、よろしくお願いいたします。
皆様のご来場、お待ちしております!!!
シュタイナーの沼
前回ブログを書いた時から、暇さえあればシュタイナー関連の書籍を読んだり、情報を収集し続けています。
読めども読めども。はまってしまうシュタイナーの沼。深すぎて広すぎて、全く追いついていません(笑。一人の人生だけで、こんなにあらゆる学問を網羅して体系化できるものなの!?!
でも一言で言えるのは、私が幼児期自分で教育を選べたのであれば、このシュタイナー教育で学びたかった(すっかり虜)。
今まで自分がしてきた選択の数々、もう少し深く考えれば良かったと思うことも多々。でもこのシュタイナーの教育のように、全てを俯瞰的に、そしてもっと自由に、そして自分の内面と外とのつながりをもっと密接に体感できたら、また違う自分の側面もあったかもしれないと思ったりもします。
まぁいまさらそんなこと言ってもしょうがないので、私は私なりの方法で自分の仕事へ、この考え方を落とし込むことしかできないなと思っています。箏を弾くと言う目的で私のお稽古場に来ている子に何ができるのかなと考えている最近です。でも前回のブログでも言った通り、その子の音楽人生に楽しい記憶や経験に、少しでも寄与できたらと考えています。
シュタイナーについてはこれからも、もう少し長い時間をかけて勉強したいなと思っています。おかげで、また新しいことを吸収したり、学ぶ意欲が湧いてきています。中学高校の勉強は全然楽しくなかったけど、年齢を重ねてからの自主的な勉強はとてもたのしい。これがまさにシュタイナー的であるのかもしれません。
これらの本面白かったよ↓
モンテッソーリやらシュタイナーやらの話
最近幼児教育についての本をたくさん読んでいます。
最近元気な兄妹が来ていて、まず楽器の前に座るところから先生苦労しているので(笑)、何か手段は無いかなと思い読み始めたら、これが面白くなっちゃった。幼児教育だけでなくて、大人や動物(←え?)との付き合い方に通ずるところもすごくたくさんあるなと思い、色々と文献を読み漁っているところです。
それぞれのついての考え方や理念等は専門家がいらっしゃると思うので省略させてください。読んでいて私がへ~!とか、なるほどなぁ!とか思ったことメモしておきます。
◉子供の集中力について
経験的に小学校前の児童の集中力っていうのはほんとに5分から10分しか続かないなと思っていました。
でもそうではないと。集中を可能にする環境を作ってあげることが大事とのこと。これを研究したのがモンテッソーリ。
子供には敏感期と言うものがあって、例えばこの時期は秩序を大事にする、または視覚や聴覚などそれぞれの器官を使うことを大事にする時期、人との関わり合いを大事にする時期、これらはその年代によって大体分けられると言うのです。これは非常に私にとっては参考になりました。
◉知識の伝え方
あと何かを伝えたいときには、何か1つだけを取り出す。動作分析してそのパーツごとにゆっくり、そしてはっきりと伝える。
子供が行き詰まっているところを見極めてそこを丁寧に分析するということが大事なのだなと思いました。動作を見せる間言葉は使わない。黙ってやってみせる。
音楽講師としては限られた時間の中で、たくさんの技術や知識を伝えたいと思うところですが、子供たちにはお口チャックですね。
◉子供への言葉がけ
取り入れたいなと思ったのは言葉がけで、単純に綺麗とかすごいとかいう形容詞を使わないようにと言う話でした。
子供と大人の感覚が違って、大人がきれいと思うと子供がきれいと思う物は違うことが多々あると言う話でした。これも言われてみればそりゃそうだと思うのですが、最初に綺麗と言う形容詞を、大人が先に使ってしまうと子供はそれをそのまま刷り込んでしまう。そうなる前に子供にどう思うか、どう感じるか、そしてそれをどう表現するか、そこまで大人が待ってあげたほうがいいのかなあと言うふうに感じました。ここでも大人はお口チャックですよ(笑)。
後、子供がしていることに対して、すごーい、できたー(喜)とかではなく、やっている経過の子供の動きを実況中継するにとどめた方がいいみたい。
◉シュタイナー教育について
今これはまだ私は気になる本を全て読み終わっているわけではなくて、今感じていることのメモ書きにとどめますね。
シュタイナーは幼児教育だけでなく哲学的な理念そのものようです。幼児教育だけでなく芸術全般的に、建築や社会学などにも実践されているとのこと。少し宗教的な意味合いも含まれてくるのかなと思いました。実際ネットで調べていると”シュタイナー怪しい”といったような書き込みも見受けられるのですが(苦笑)、わたし的にはすごく共感できるところが多々ありましたので、これをもう少し踏み込んで考えていきたいと思っています。
今の時点で私が感じているのは、モンテッソーリがかなり実用的な幼児教育であるのに対して、こちらははもっとファンタジーを自由に子供に抱かせる教育なのかなと感じました。
1歳から7歳の間にすべての感覚を自由に育てる。この考えは私すごく好き。シュタイナー学校の子供たちは音楽を奏でて、また楽器を習うことが多いとのこと。これはいわゆるクラシックなどの早期教育とは全く違って、音楽や芸術は人生を豊かにしてくれるので早いうちからそれに触れると言う意味合いです。
音楽教育について、さらに面白いなと思ったのは、シュタイナーではペンタトニックを大事にしていて、レミソラシのみの五音階で出来た鉄琴を使ったり、小さなハープ(ライヤー)を現場で使うとのこと。それはシュタイナーが、7歳のまでの子供の意識にはこの音階が奏でるメロディーが快適で音が良いと考えたことに因るもの。
これって丸ごと中空調子じゃん!と箏弾きとしては思うのですが、もっと深く読み込んでいくと別な哲学が含まれているみたいなのでただ単純に、わらべうたや唱歌をすれば良いと言う話ではないみたい。それでも非常に興味深い話だなぁと思いました。
私的にこの桐の音楽院で伝えたい事は、音楽との関わり合い方。ツールが箏や三味線であるだけ。小さい頃音楽と楽しく向き合った時間を過ごせば、それが将来的に邦楽でなくとも、肯定的にそして積極的に、音楽と一生付き合っていけるのではないかなと最近考えています。というわけで、まぁいろいろ読んでいるところです。まだ続いています。もしこの本良いなぁと思ったら紹介しますね。
今まで読んだ本の中では、この本よかったよ!興味のある方はぜひ。
kidle unlimited で読めます。
youtube「箏の演奏法 右手編」更新いたしました。
ランチタイムコンサート終了ありがとうございました!
8月13日ランチタイムコンサート用終了いたしました。
大雨が続くお盆時期でしたが、たくさんの方がいらっしゃってくださり本当にありがたかったです。
今回は桐の音楽院より神園朱莉さん、高橋花佳さんそして尺八は持橋知行さんに手伝っていただき、お昼の一時、邦楽器の調べをお届けいたしました。
プログラムはこんな感じ。
鹿児島市役所の別館で、毎週金曜日行われるこのランチタイムコンサート。鹿児島アートネットワークが企画運営をしており、お客様には常連さんが数多くいらっしゃいます。この夏休み期間は、一般公募枠と言うことで、音楽を勉強している生徒さんや、学生さんなどもその腕前を発揮できる場でもあります。
とても良い機会!という事で、今回は私たちも参加させて頂きました。お客様は常連さんがとても多く、盛り上げ上手。聞いてる方がプロだと、弾いている方もなんだか気持ちよく演奏させていただきました。最後はブラボーいただき、ますますこれからの勉強の励みになります。
この時の動画は鹿児島アートネットワークのサイト上↓↓に載っております。
残念なことに、ランチタイムコンサート今現在は鹿児島県の緊急事態宣言発令に伴って、中止になっているようです。しかしまた落ち着いたら毎週金曜日催行されておりますので、音楽やアートを楽しみたい方ぜひ足をお運びください。