鹿児島の箏(琴)・三味線和楽器教室:桐の音楽院

こんにちは。桐の音楽院(きりのねがくいん)です。鹿児島を中心に活動している箏や三味線の会です。お稽古や尺八や他和楽器との合奏、演奏活動などなど。お問い合わせはお気軽に♪

シュタイナーの沼

前回ブログを書いた時から、暇さえあればシュタイナー関連の書籍を読んだり、情報を収集し続けています。

 

読めども読めども。はまってしまうシュタイナーの沼。深すぎて広すぎて、全く追いついていません(笑。一人の人生だけで、こんなにあらゆる学問を網羅して体系化できるものなの!?!

 

でも一言で言えるのは、私が幼児期自分で教育を選べたのであれば、このシュタイナー教育で学びたかった(すっかり虜)。

 

今まで自分がしてきた選択の数々、もう少し深く考えれば良かったと思うことも多々。でもこのシュタイナーの教育のように、全てを俯瞰的に、そしてもっと自由に、そして自分の内面と外とのつながりをもっと密接に体感できたら、また違う自分の側面もあったかもしれないと思ったりもします。

 

まぁいまさらそんなこと言ってもしょうがないので、私は私なりの方法で自分の仕事へ、この考え方を落とし込むことしかできないなと思っています。箏を弾くと言う目的で私のお稽古場に来ている子に何ができるのかなと考えている最近です。でも前回のブログでも言った通り、その子の音楽人生に楽しい記憶や経験に、少しでも寄与できたらと考えています。

 

シュタイナーについてはこれからも、もう少し長い時間をかけて勉強したいなと思っています。おかげで、また新しいことを吸収したり、学ぶ意欲が湧いてきています。中学高校の勉強は全然楽しくなかったけど、年齢を重ねてからの自主的な勉強はとてもたのしい。これがまさにシュタイナー的であるのかもしれません。

 

これらの本面白かったよ↓

 

 

 

 

 

モンテッソーリやらシュタイナーやらの話

最近幼児教育についての本をたくさん読んでいます。

 

最近元気な兄妹が来ていて、まず楽器の前に座るところから先生苦労しているので(笑)、何か手段は無いかなと思い読み始めたら、これが面白くなっちゃった。幼児教育だけでなくて、大人や動物(←え?)との付き合い方に通ずるところもすごくたくさんあるなと思い、色々と文献を読み漁っているところです。

 

それぞれのついての考え方や理念等は専門家がいらっしゃると思うので省略させてください。読んでいて私がへ~!とか、なるほどなぁ!とか思ったことメモしておきます。

 

◉子供の集中力について

経験的に小学校前の児童の集中力っていうのはほんとに5分から10分しか続かないなと思っていました。
でもそうではないと。集中を可能にする環境を作ってあげることが大事とのこと。これを研究したのがモンテッソーリ

 

子供には敏感期と言うものがあって、例えばこの時期は秩序を大事にする、または視覚や聴覚などそれぞれの器官を使うことを大事にする時期、人との関わり合いを大事にする時期、これらはその年代によって大体分けられると言うのです。これは非常に私にとっては参考になりました。

 

◉知識の伝え方

あと何かを伝えたいときには、何か1つだけを取り出す。動作分析してそのパーツごとにゆっくり、そしてはっきりと伝える。

子供が行き詰まっているところを見極めてそこを丁寧に分析するということが大事なのだなと思いました。動作を見せる間言葉は使わない。黙ってやってみせる。

音楽講師としては限られた時間の中で、たくさんの技術や知識を伝えたいと思うところですが、子供たちにはお口チャックですね。

 

◉子供への言葉がけ

取り入れたいなと思ったのは言葉がけで、単純に綺麗とかすごいとかいう形容詞を使わないようにと言う話でした。

子供と大人の感覚が違って、大人がきれいと思うと子供がきれいと思う物は違うことが多々あると言う話でした。これも言われてみればそりゃそうだと思うのですが、最初に綺麗と言う形容詞を、大人が先に使ってしまうと子供はそれをそのまま刷り込んでしまう。そうなる前に子供にどう思うか、どう感じるか、そしてそれをどう表現するか、そこまで大人が待ってあげたほうがいいのかなあと言うふうに感じました。ここでも大人はお口チャックですよ(笑)。

 

後、子供がしていることに対して、すごーい、できたー(喜)とかではなく、やっている経過の子供の動きを実況中継するにとどめた方がいいみたい。

 

シュタイナー教育について

今これはまだ私は気になる本を全て読み終わっているわけではなくて、今感じていることのメモ書きにとどめますね。

 

シュタイナーは幼児教育だけでなく哲学的な理念そのものようです。幼児教育だけでなく芸術全般的に、建築や社会学などにも実践されているとのこと。少し宗教的な意味合いも含まれてくるのかなと思いました。実際ネットで調べていると”シュタイナー怪しい”といったような書き込みも見受けられるのですが(苦笑)、わたし的にはすごく共感できるところが多々ありましたので、これをもう少し踏み込んで考えていきたいと思っています。

 

今の時点で私が感じているのは、モンテッソーリがかなり実用的な幼児教育であるのに対して、こちらははもっとファンタジーを自由に子供に抱かせる教育なのかなと感じました。

 

1歳から7歳の間にすべての感覚を自由に育てる。この考えは私すごく好き。シュタイナー学校の子供たちは音楽を奏でて、また楽器を習うことが多いとのこと。これはいわゆるクラシックなどの早期教育とは全く違って、音楽や芸術は人生を豊かにしてくれるので早いうちからそれに触れると言う意味合いです。

 

音楽教育について、さらに面白いなと思ったのは、シュタイナーではペンタトニックを大事にしていて、レミソラシのみの五音階で出来た鉄琴を使ったり、小さなハープ(ライヤー)を現場で使うとのこと。それはシュタイナーが、7歳のまでの子供の意識にはこの音階が奏でるメロディーが快適で音が良いと考えたことに因るもの。

 

これって丸ごと中空調子じゃん!と箏弾きとしては思うのですが、もっと深く読み込んでいくと別な哲学が含まれているみたいなのでただ単純に、わらべうたや唱歌をすれば良いと言う話ではないみたい。それでも非常に興味深い話だなぁと思いました。

 

私的にこの桐の音楽院で伝えたい事は、音楽との関わり合い方。ツールが箏や三味線であるだけ。小さい頃音楽と楽しく向き合った時間を過ごせば、それが将来的に邦楽でなくとも、肯定的にそして積極的に、音楽と一生付き合っていけるのではないかなと最近考えています。というわけで、まぁいろいろ読んでいるところです。まだ続いています。もしこの本良いなぁと思ったら紹介しますね。

 

今まで読んだ本の中では、この本よかったよ!興味のある方はぜひ。
kidle unlimited で読めます。

 

 

youtube「箏の演奏法 右手編」更新いたしました。

箏の右手奏法たくさんありますよね。

 


www.youtube.com

 

弾き方だけでなく、「こういう名称が付いているんだー」などなど、参考にしていただけると嬉しいです。

 

・すくい爪

・合わせ爪

・かき手

・割り爪

・押合わせ爪

・かけ爪

・散らし爪

・輪連

・すり爪

・波返し

・引き連

・流し爪

・裏連

 

いくつ知ってたかな〜〜〜😄

 

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ランチタイムコンサート終了ありがとうございました!

813日ランチタイムコンサート用終了いたしました。

 大雨が続くお盆時期でしたが、たくさんの方がいらっしゃってくださり本当にありがたかったです。

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 今回は桐の音楽院より神園朱莉さん、高橋花佳さんそして尺八は持橋知行さんに手伝っていただき、お昼の一時、邦楽器の調べをお届けいたしました。

 

プログラムはこんな感じ。 

◉さくらさくら〜十三絃三重奏のための〜(和田薫編曲)
キビタキの森(宮田耕八朗作曲)
◉風にきけPart2 (吉崎克彦作曲)
 ◉祝宴〜組曲竹取物語」より(三宅一徳作曲)

 

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鹿児島市役所の別館で、毎週金曜日行われるこのランチタイムコンサート。鹿児島アートネットワークが企画運営をしており、お客様には常連さんが数多くいらっしゃいます。この夏休み期間は、一般公募枠と言うことで、音楽を勉強している生徒さんや、学生さんなどもその腕前を発揮できる場でもあります。

 

 とても良い機会!という事で、今回は私たちも参加させて頂きました。お客様は常連さんがとても多く、盛り上げ上手。聞いてる方がプロだと、弾いている方もなんだか気持ちよく演奏させていただきました。最後はブラボーいただき、ますますこれからの勉強の励みになります。

 

この時の動画は鹿児島アートネットワークのサイト上↓↓に載っております。

 

blog.k-art-net.org

残念なことに、ランチタイムコンサート今現在は鹿児島県の緊急事態宣言発令に伴って、中止になっているようです。しかしまた落ち着いたら毎週金曜日催行されておりますので、音楽やアートを楽しみたい方ぜひ足をお運びください。

おしえるってむずかしいよねという話

先週は桐の音楽院、夏の資格試験がありました。

 

お忙しい中頑張って練習し、楽器に向かい合う様子には、こちらも背筋がピンとのびるような、そんな気分で演奏を拝聴させていただきました。

 

一つ前のブログで、邦楽を学ぶ意味を深掘りしてみようと言う話をしたけれども、それは私が意識しないうちに、この楽器に対して向き合っていたからなのかもしれません。ただ好きと言う気持ちで、音楽や楽器、そして自分の興味のあることに向き合える人は、そんなに深く考えなくても、一生懸命やれるのかもしれないなと思ったりもしました。

 

桐の音楽院には鹿児島市にいくつか教室があり、他にも県下に鹿屋教室、隼人教室、国分教室などがあります。隼人教室は私が受け持っているのですが、他の各教室担当の先生がいらっしゃいます。先生たちと連携をとりながら、またときには相談をさせていただいたり、相談を受けたりしながら、各教室の生徒さん達の様子を伺っています。

 

資格試験を受ける人たちの目的は様々なのですが、教授資格をとった後はもし可能であれば1人でも2人でもお弟子さん達を教えることを私はお勧めしています。

 

こういうと「いやいやいやいや・・・」と断固拒否される方がいらっしゃるのですが、そういう方こそぜひと密かに私は思っています。自分が苦労して楽器に向かい合った方こそ、きっと教わる立場に親身になれると思うからです。

 

実を言うと私なんて1番教えるのに向かないタイプだったかもしれない・・・とひと昔をふりかえりつつ。

 

と言うのは、小さい頃からあまりに自然に楽器が近くにありすぎて、具体的にこういうふうに弾きなさいとか、曲はこういう風に理解したら良いよー、などなど具体的に母から教わった記憶がありませんでした。なんとなーく覚えたと言う感じ。

 

なので非常に不遜な言い方になりますけれども、どこが弾きにくいのかがわからない、もっというとどうして弾けないのかがわからない!!!と本気で思っていました。
なので今考えると、教えるポイントがとてもずれていたのではないかなと反省しきり。当時の私は、自分が理解している事を他人が同様に理解するとは限らないという当たり前の事実を、わかっていなかったような気がします。おしえる立場として、それどうなんだ!!!!と過去の自分ツッコミしたい。

 

ただやはり教えるって事は教わることなんだなぁと最近感じます。教え方も日々教わっているし、自分1人ではやらない曲を教えることによって何回も何回も復習する。

 

そしていろんなタイプの人に教えていると、こういう指の形の人はこういうところが弾きにくいのかもとか、逆にこういうフレーズは得意だろうなとか理解できたり。
抽象的な説明をすると混乱する人もいれば、逆に具体的に説明するよりも比喩表現で伝えた方が楽曲を理解しやすい人などなど。ほんとによって人って千差万別、、そんなことを教えてもらいました。

 

だから、多少不安があったとしても、ちょっとずつちょっとずつ人に伝えていくって事は自分の勉強になることなので良いかなぁと思います。学んだ事は、口に出して説明すると、学習定着すると言う話もありますよね。それと一緒なのかなと思います。

 

私もまだまだ勉強している最中ですので、一緒に皆さんと学んでいけるといいかなと思っております。何かあれば全面的にサポートしていけるよう、私も未だいろんな勉強進行中です。

 

と言うわけで無事に資格試験も終わった夏でした。本当にお疲れさまでした。

 

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何のために邦楽器を学ぶのかなぁと考えてみる

今年の鹿児島国際大の伝統和楽器演習の講義を終了した。この授業は主に西洋楽器や声楽を勉強する学生たちが教職の免許を取るための必修課程になっている。今期は10コマのうち、2コマがリモート、あとは対面でした。

 

私がここの大学に行き始めたのは多分20代だったと思うのでおそらく20年間ほどは毎年通っていると思う。以前に比べると、生徒達の邦楽に対する知識が、年々増えているのを感じる。やはりこれも義務教育で和楽器必修になった効果が出ているのかな。

 

最初は楽器を弾く事をメインに教えていた気がする。何せこの大学には15面の箏があり、5丁の三味線があり、そして貴重な琵琶まで置いてある。

 

今でも楽器に触れる事はとても大事に思っており、生徒たちにはできるだけ時間を割いて、音出しをしてもらうようにしている。ただ教職課程の必修科目と言うことでやはり多少なりとも知識を知ってほしいと思い始めるようになってきた。

 

それと同時に邦楽器の意味も考えてほしいと考え始めたのである。

 

戦後において邦楽なんか学校で教えるべきではないと言う意見も出た時代もあったと聞く。それがなぜ復活してきたのか、と言うことを少し考えてもらいたいなと思ったのである。

 

という訳で、「なぜ邦楽器をわざわざ義務教育で習わなきゃいけない?」と何回か生徒に質問してみる。最初は一言二言の返事。大事だと思うから。そう大事。じゃあなんで大事なのか。

 

さらに聞く。なぜ日本人のあなたたちが西洋の文化である音楽を勉強しているのか?
好きだから。そっか、そっか。そうだよね。

 

じゃあ、西洋で生まれ育った人たちとあなた達がひく音楽は何が違うのか。

もっと言えば、一括りで西洋というけど、山のような民族が入り乱れる大陸で、どの民族も同じ音楽を奏でているのか?

島国であった日本人が培って来た、我々の音に対する感性というのはどんなものなのか?

だとしたら、日本人にしか奏でられない音楽ってなんなのか?

 

答えは人それぞれで構わないと思う。ただ私は思う。自分のルートを知っているか知っていないか、少なくともそれを考えるのが大事。それでいろいろな見方や物のあり方というのは違って見えるから。

 

そして自分の根っこを知るものは、自信が出る。そうすると説得力が生まれる。音楽でなくても良い。自分の出身地の文化。習慣。さらに自分の家族のルーツ。なんでもいいから自分に力を与えるものを掘り起こしていってほしいなと思います。少し難しい言葉を使うと、”アイデンティティーの模索”。

 

毎回この講義が終わるたびに、これからいろんなこと起こるんだろうなぁと思いつつ、学生を見ています。けれど音楽には何らかの形できっと一生関わっていくだろうから。いろんな見方から自分の音楽を探索して、考えて、そして続けていって欲しいなと思いました。

 

と言うわけで、今日成績付け終わって、ホッとしつつ考えていた事をつらつらと書いてみました。

 

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市民アートギャラリーランチタイムコンサートのご案内

8月13日に桐の音楽院有志で出演致しますランチタイムコンサートのご案内です。

日時:2021年8月13日 12:20~12:50
 
場所:市民アートギャラリー(鹿児島市役所 みなと大通り別館1階)
 
出演者:神園朱莉・高橋花佳・梶ヶ野亜生(箏/ 17絃)持橋知行(尺八)
 
曲目:さくらさくら〜十三絃三重奏のための〜(和田薫編曲)
   祝宴〜組曲竹取物語」より(三宅一徳作曲)
   風にきけPart2 (吉崎克彦作曲)他
 

 

 

●ランチタイムコンサートは、かごしまアートネットワークが鹿児島市より委託運営しているもので、毎週金曜日に開催されております。
舞台などの様子は以下ブログにて☆

blog.k-art-net.org  

 

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