「こと」の歴史~古代のこと~
「こと」のれきし
「こと」の歴史についてこれから数回にわけて、まとめてみたいと思います。
弾琴埴輪
日本各地の遺跡では下写真のような、「こと」をひく埴輪がおおく出土されてます。これらの出土された「こと」を弾く埴輪(弾琴埴輪)から見ると、弥生時代後期(三世紀)には「こと」という楽器が既に存在したことがわかってます。
(東京国立博物館サイトよりおかりしました。)
参照URL: 東京国立博物館 - 展示 日本美術(本館) 博物館の音楽会
弾琴埴輪のほとんどが上写真のように膝におくタイプがおおいとのことです。
出土ことのかたち
また現物の楽器そのものも、南(福岡)から北(北海道)で出土されており、それらは木製で一枚板のものと、音の反響効果をねらったと思われる箱型のものがあるということです。
------------
次回は「日本書記」や「古事記」などふるい文献にみられる「こと」について書きたいと思います。