2017年度桐の音楽院、演奏発表会終了いたしました。
2017年度桐の音楽院、演奏発表会終了いたしました。
毎年3月に行う「桐の音楽院 お弾き初め会」、通常ホテルの一部屋をお借りして、内輪のみの演奏会と親睦を兼ねたお食事会とのセットで執り行ってきました。
ただ去年から、ご家族やお友達といったお客様もちらほら増えてきたこともあって、今年から公開制の発表会にすることにしました。もちろん皆様に練習してほしいという魂胆もあった主宰者(ホホホ)。
とにかく今回は弾けても弾けなくて舞台を経験するという課題をもって、皆さま、それぞれ自分たちの曲に集中して取り組んでくれました。最初と最後の大合奏曲以外はほとんどが2重奏で、多くて4人での演奏。最終的に曲数は28曲、10時30分開演の16時終了予定という長丁場になりました。
演奏する以外にもそれぞれの場所(舞台裏、受付、楽屋)での係もあったり、当日はとにかく目まぐるしく終了しましたが、皆さまのご協力、そして当日舞台進行をしてくださった中村屋和楽器店さんのおかげで、予定時間よりも少し早めに全工程を終了することができました。またそんな慌ただしい雰囲気を落ち着いた声で癒してくださった司会の高橋陽子さま、尺八の助演を頂いた宮瀬照山先生、持橋知行さま。また朝着付けをばっさばっさとしてくださった永山さま。
本当に皆さま、ありがとうございました!
実は来年3月も同じホールを予約済み。これから1年いろいろな行事をこなしつつ、次の目標にむかってがんばりましょう!
2017年上四半期ご報告です
2017年度上四半期ご報告です
あっっ!という間に今年も四半期がすぎてしまいましたね。
あまりにブログをさぼりすぎたので、こっそりと始めたいとおもいます(笑)。
とりあえずは2017年度1月から3月までのご報告をさせて頂きますね。
2017年1月6日はランチタイムコンサート
今年第1弾は、1月6日の市民アートギャラリー(@市役所みなと大通り別館)でのランチタイムコンサート。
2016年度もお正月明け第1弾をフルートの浅生典子さんと御一緒させて頂きましたが、今年はソロで演奏させていただきました。
このランチタイムコンサートは常連のお客様がたくさんいらっしゃり、会後もたくさんの音楽談義や質問をさせて頂きました。
ランチタイムコンサートはかごしまアートネットワークが企画し、440超のコンサートを実施してきました。これまでの歩みはこちらをご覧ください。
http://k-art-net.org/ltc400.pdf
2017年2月16日はDual KOTO×KOTOで福島県いわきアリオスへ
2月は山野安珠美さんと一緒にいわきアリオス音楽室コンサートのために、福島県いわき市におでかけしてきました。
このプロジェクトは2016年からスタートし、6月にはおでかけアリオスということで、ホールの音楽をいわき市内の小中学校4校にとどけるアウトリーチ活動をしてきました。その学校訪問をうけ、さらにその雰囲気をフィードバックし、ホールにお届けする音楽室コンサート。
(↑2016年おでかけアリオスの様子です)
ホール内は音楽室さながらに、昔教室でつかっていたような木製の椅子、そしてスクリーンには黒板が。またDual KOTO×KOTOオリジナルアレンジ曲の”カエルの大冒険(原曲はあの”カエルのうた”)”をさらに、バージョンアップし、いわき編に。これにスクリーンでの映像を追加するため、アリオススタッフの方々がロケ班をくんで、いわき市の名所を撮影してきてくださいました。
とりとめなく出てきた私たちの思いつきを具象化してくださったアリオスの皆さま、本当にありがとうございました。遊び心を大事に、なおかつ真剣に受け止めてくださる方がいての、音楽活動だなと改めて認識しました。
2017年3月5日は沢井箏曲院箏演奏会Vol.4でした
私が所属する沢井箏曲院の東京教室のおさらい会に参加してきました。久しぶりに、沢井の先輩やら同窓(?)チームに一斉にあって、同窓会気分でした。
わたしは、神谷舞ちゃんと一緒に小野衛先生の「箏二重奏ソナタ」を演奏。ひさしぶりに舞ちゃんと一緒に演奏できてとってもうれしかったです。思えば、私が東京で箏教室をしていた時に尋ねてきてくれた舞ちゃん。今や一恵先生の元でメキメキを成長し、立派な箏演奏家になりました!
じつは今回演奏した”ソナタ”は時間の関係でカットしましたが、フルバージョンを今年の11月19日『神谷舞箏リサイタル(埼玉会館 小ホール)』にて演奏いたします。ゲストは私だけでなく、な、な、なんと沢井一恵師匠!と、尺八元永拓さん。なんて豪華!!舞ちゃんの力添えになるよう頑張ってまいります。近郊の方はぜひいらっしゃってください。
そして3月19日は桐の音楽院発表会でした。
これはまた改めて、別記事にさせて頂きます。
ご報告第1弾梶ヶ野の個人活動ご報告をとりあえずは。という事で本年度もどうぞよろしくお願いいたします。(もう少しマメにご報告できるよう頑張ります。)
鹿児島市立玉江小学校、学校公演伺いました
鹿児島市立玉江小学校、学校公演伺いました
こんにちは!カジガノです。本日も桐の音楽院ブログにお越し頂きありがとうございます。
2015年10月25日(火)鹿児島市立玉江小学校、学校公演伺いました。これは鹿児島アートネットワーク企画「芸術家派遣プロジェクト」によるものです。全校生徒約900名弱の前で、箏・尺八・三味線の音を響かせてまいりました。
今回は前半を楽器説明、後半は名曲から現代の曲までというプログラムで組んでみました。とってもとってもノリのよい生徒さんたちで、熱気ムンムンの中私たちも頑張ってまいりました。
箏と三味線と尺八で
まずは本日使用する和楽器3種類での大合奏。
桐の音楽院8名と、尺八は福田井山先生にお願いいたしました。
(この日手伝ってくれた桐の音楽院メンバー:櫻井静玲、上ノ町星玲、岩根冷水、伊地知玲春、戸床玲寿、寺師玲香、富橋由美子、井上一樹 尺八:福田井山、福田井亮(敬称略))
楽器の説明
お箏の説明をしました。学校公演で初のパワポ導入しました。漢字などいつもよりはわかりやすかったかな??
三味線の説明して
福田井山先生と福田井亮さんによる尺八の説明して
体験コーナー
休憩もかねて体験コーナーをつくりましたが、予想以上の大賑わいに楽器廻りがものすごい生徒さまたちに囲まれてます。楽器がみえない!!(笑)
後半は聴くに集中!
春のうみからの、千本桜!子供たちはこの曲すきなんですね。初めてプログラムにいれてみましたが、すぐに手拍子が始まりました。
最後は漫画「この音とまれ」より、龍星群を。
これも手拍子がわきおこってました。のりがよい!
和楽器に少しでも興味をもってくれたらな(あわよくば楽器を始めてくれたら)と思います。
子供たちの感想が来たらまたご紹介させてください。
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鹿児島アートネットワークによる芸術家派遣プロジェクトについて
加治木文化祭終了いたしました!
秋の文化行事ラッシュスタートしてます!
先週末は加治木文化祭が姶良市の加音ホールで行われ、桐の音楽院も参加してきました!
実は今回初めての試みをいたしました・・・
何がお初かと申しますと、衣装が初!!
(最近ブルー系の衣装が多かったので、パープルの衣装を新調しました)
だったのもあるのですが、
私は演奏せず、客席から桐の音楽院の皆の演奏を見る!!という初の試み(笑)。
皆さまだけの力でやりきった舞台は、さらに皆様の演奏をブラッシュアップさせるのではないかと思います。少しずつの積み重ねですが、もっともっと演奏力をつけて頂きたいなぁと期待をこめて♡
学校公演など続きますが、皆さま頑張って秋を乗り切りましょう。
【おまけコーナー】
せっかく姶良方面にいくんだから!ということで、国道10号線沿いの素敵なイタリアンSimpaticoに寄って、ランチに行ってきました。遠征の楽しみの一つ。
皆で行くといろいろ種類が食べれていいですね!!
Bose SoundLink mini を合奏練習に活用する方法
Bose SoundLink mini を合奏練習に活用する方法
去年から我が家で大活躍中のBose SoundLink mini。
いわゆるスピーカーなのですが、ペアリングさえしてしまえば、bluetoothでiphone やipadの中に入ってる音楽をそのまま再生することが可能です。
(愛犬も映ってますがお気になさらずに(笑)。サイズ比較対象としてゴルフボールおいてみました)
サイズも写真の通り、手のひらサイズ。とても軽いのでどこにでも持ち運び可能ですので、ドライブする時や、野外遊びの時にも大活躍。
ここでは、音楽を聴く以外に、楽器を練習するものとしてこれは便利だなと思う活用方法をご紹介。
どこでも一人で合奏練習
練習する際、CDをならしながら、一緒に弾くこと、ありませんか?最近は音源のほとんどは携帯に入れて聞いてる方が多いように思います。
その際出力レベルが小さい機器だと、自分の音にかき消されて、細やかなフレーズが聞き取りにくいことがあります。その点、Soundlinkminiは十分な音量。
ペアリングした機器とこのスピーカーさえあれば、大音量で、しかもどこでも一人で合奏練習することができます。
大合奏時にはメトロノームを大音量でならせる
楽器をする方なら携帯にメトロノームを入れてることが多いかと思います。でも携帯機器のスピーカーだと音量不足という場合も。
音楽だけでなく、携帯内ソフトの音もbluetooth経由で、soundlinkmini から音声出力することができます。
(↑私のiphoneにはこのアプリいれてます。参考までに)
一人の時だけでなく、大合奏練習の時、皆でテンポを確認しながら楽器演奏する時、便利です。
録音した音を、クリアな音で確認することができる
練習してる際、自分の演奏を録音し、確認する方も多いかと思います。
ただ携帯などのスピーカーから再生すると音量が小さく、細かい部分のニュアンスが聞き取れない場合もあります。
このスピーカーに転送すると、其々の音がクリアな音で再生されるので、その場にいる全員が一斉に聞き取ることも可能になります。
その他使い方工夫できそうです
その他にも参考音源をウェブ上やyoutubeから拾ってきて、その場で再生することも簡単にできます。細かい部分まで聞きたいとき、一人だけだったらイヤフォンを使う手もありますが、その場にいる全員で共有したいときはある程度の音量は必要になります。
そんな時ほんとに便利だなぁと思います。
要は、スピーカー出力できれば、soundlinkでなくてもよいような気もするのですが、そのポータブル性と、iphone等のペアリング機器との連携が抜群によいので、その活用法はまだまだありそうです。
ほかに活用法あったら是非教えてくださいね。
高校教科書に掲載されている邦楽まとめ
高校教科書に掲載されている邦楽まとめ
前回中学音楽教科書、前々回小学音楽教科書で取り扱われてる邦楽を抜き出してみました。(頁末関連記事参照)
今回は高校音楽教科書をまとめてみました。取り扱う教科書は以下の4冊です。
- 「高校生の音楽1」 教育芸術社出版 平成28年度発行
- 「高校生の音楽2」 教育芸術者出版 平成28年度発行
- 「ON1」 音楽の友社出版 平成28年度発行
- 「高校生の音楽1」 音楽の友社出版
「高校生の音楽1」 教育芸術社出版 平成28年度発行
【日本の伝統音楽】
- 雅楽、声明、能楽(能・狂言)見開き1ページにて其々解説
- 雅楽の鑑賞曲は管弦「五常楽急」。五常楽の装束写真掲載。
- 声明の鑑賞局は「観音宝号」、”聖霊会(四天王寺)”での声明写真掲載
- 能楽の鑑賞曲は「船弁慶」”地謡””囃子”の解説写真掲載
- 文楽、歌舞伎、筝曲、見開き1ページにて其々解説
- 文楽の鑑賞曲は「義経千本桜」から≪道行初音旅≫ 太夫と三味線群の写真掲載
- 歌舞伎の鑑賞曲は「京鹿子娘道成寺」、女形の写真掲載
- 筝曲の鑑賞曲は「乱」、独奏と三曲合奏、現代曲合奏の写真それぞれ掲載
- 筝曲における現代邦楽では沢井忠夫作曲「ふたつの群の為に」紹介
【日本の民謡】
- 「民謡音階」「都節音階」「律音階」「沖縄音階」を見開き1ページにて説明
- 民謡音階:ソーラン節、花笠音頭、草津節、貝殻節、越中おわら節、おてもやん
- 都節音階:よさこい節、斎太郎節、会津磐梯山、伊勢音頭、根来の子守歌
- 律音階:ひえつき節、木曽節
- 沖縄音階:谷茶目、てぃんさぐぬ花
- 民謡のリズム(拍がしっかりしてるもの、そうでないもの)と楽器について見開き1ページにて説明
- 拍を明確に感じさせる民謡:相馬盆唄
- 拍を明確に感じさせない民謡:江差追分
- 民謡に使われる主な楽器:三味線、尺八、鉦、篠笛、三線、太鼓
- 篠笛で「ゆうやけこやけ」を弾いてみようコーナー
「高校生の音楽2」教育芸術社出版 平成28年度発行
【日本の伝統音楽】
- 歌舞伎が見開き4ページにて解説説
- 「義経千本桜」から”渡海屋の場””鮓屋の場””道行初音旅””河連法眼館の場”其々場面説明、写真掲載。同ページにて関連事項として”義太夫節”説明。
- 「越後獅子」説明。同ページにて黒御簾音楽説明。
- 歌舞伎の名せりふ解説。
- 長唄「越後獅子」、三味線は五線譜、歌は旋律高低のわかる横譜を見開き1ページにて掲載。
【日本の民俗芸能】
【その他:日本の作曲家による映画音楽】
「ON1」音楽之友社出版 平成28年度発行
【歌おう】
- 「歌おう」部分では、民謡「ソーラン節」「ホーハイ節」「南部牛追い歌」「こきりこ」「谷茶目」五線譜掲載
- 上記「こきりこ」部では打楽器”こきりこ””びんざさら””太鼓”説明
- 上記「谷茶目」部では三線の調弦、勘所、三板(さんば)の説明
【わたしたちの和楽器】
- 「わたしたちの和楽器」部分では、箏、三味線、尺八、篠笛、太鼓説明
- 上記「箏」部では、楽器について、調弦、構え方、奏法(掻き爪、割り爪、合わせ爪、スクイ爪、押し手、引き色)説明。”演奏してみよう”コーナーでは「あゝ人生に涙あり」「六段の調べ」の縦譜掲載、”きいてみよう”コーナーでは、「六段の調べ」説明
- 上記「三味線」部では、楽器について、調弦、構え方、奏法説明。”演奏してみよう”コーナーでは「お江戸日本橋」の五線譜、文化譜並列掲載。”聴いてみよう”コーナーでは「勧進帳」から”寄せの合方”、「鏡獅子」から”狂いの合方”、「秋の色種」から”虫の合方”説明
- 上記「尺八」部では、楽器について、構え方、奏法(メリカリ)、運指説明。”演奏してみよう”コーナーでは「かごめかごめ」の縦譜(都山、琴古並列)掲載、”聞いてみよう”コーナーでは「鶴の巣籠」説明。
- 上記「篠笛」部では、楽器について、奏法、構え方、運指、「太鼓」部では楽器について、構え方、奏法について説明。”演奏してみよう”コーナーでは横笛と太鼓の合奏で「ねぷた囃子」の五線譜&篠笛譜(横笛)、一線譜(太鼓)を掲載。”聞いてみよう”コーナーでは”江戸祭囃子””ねぷた囃子””祇園囃子”を説明。
【日本音楽史】
- 「日本音楽史」部では鑑賞曲として長唄「京鹿子道成寺」、歌舞伎舞踊「京鹿子娘道成寺」、催馬楽「単衣」、筝曲「新ざらし」、双魚譜を其々解説。
- 長唄「京鹿子道成寺」、歌舞伎舞踊「京鹿子娘道成寺」では、長唄について、楽曲について、あらすじ、見どころ、音楽と舞台について其々説明。
- 催馬楽「単衣」では、楽曲について、笏拍子、篳篥、龍笛図解解説
- 筝曲「新ざらし」では、楽曲について、作曲者中能島欣一、「さらし幻想曲」について解説。
- 現代曲として吉松隆「双魚譜」解説。参考曲として「春の海」、「エクリプス(蝕)」、「二つの群の為に」、「ダンスコンセルタント」
【郷土の伝統音楽】
「高校生の音楽1」音楽の友社出版 平成28年度発行
【民族と音楽:日本の歌】
- 民族と音楽部の日本の歌コーナーでは、民謡「ソーラン節」「南部牛追い歌」「こきりこ」「木曽節」「てぃんさぐぬ花」掲載
【鑑賞】
- 鑑賞部日本の伝統音楽コーナーでは、”箏曲”「みだれ」、”三味線曲”「京鹿子娘道成寺」から”チンチリレン”の合方、”尺八曲”「鹿の遠音」、”長唄”「勧進帳」、筝曲「新ざらし」、”催馬楽”「伊勢の海」、黒御簾音楽をそれぞれ解説。
【郷土の伝統音楽】
まとめ
- 中学内容をそれぞれさらに深く掘り下げ、丁寧な解説が増えた印象でした。
- 全体のボリュームに対して邦楽の取り扱い頁数はコンパクトになってるよう。
個人的におもったこと
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【関連記事】