第19回鹿児島国際大学教員定演終了いたしました!
鹿児島国際大学教員定演終了いたしました!
こんばんは、梶ヶ野です。
『指導を担う教員たちは、教える者として常に自らトップの演奏家であるべきという確固たる信念を持ち、学生指導の傍ら、日々その技術を鍛錬しておられ、奏でられる熟練の音は聴く者の心を魅了します』というパンフレット中の学長の挨拶の通り、素晴らしい演奏会でした。
この度、私は3曲演奏いたしましたが、その中でも久保禎先生作曲の『紫の上〜源氏物語 若菜 下の巻『女楽』より』は2014年に4重奏として作曲されたものを改訂し、独奏用に書き直してくださったもの。
最初はどこか儚げで何か一人物思いにふけっているような・・・私の中ではそんなイメージで始まるこの曲。しかしながら場面が進むにつれ、紫の上の行き場のない感情が爆発するようなそんなシーンが訪れます。
「源氏って罪よねー。」
源氏物語を読んでたらそんなこともぼやきたくなるようなシーンではありますが、独奏の楽曲として演奏できる嬉しさはまた別。自由に弾いて良いですよという先生のお言葉に甘え、本番ごとにまた違った側面が憑依して出てきそうな。素晴らしい曲をありがとうございました。これからも大事に弾かせて頂きます。
会運営の為にご尽力頂いた先生方、本番手伝ってくださった学生の皆様、関係者各位皆々様おつかれさまでした。
(写真は左から作曲久保禎先生、梶ヶ野、初演時の委嘱者みたけご夫妻です)