立志式で何を話そうか迷った結果
皆様の地域では立志式ってされていますか?
私自身はそういう行事があると言うことを知りませんでした。今回鹿児島市立星峯中学校の立志式で、お話と演奏を依頼されたご縁で、ちょっと調べてみました。
立志式とは。
元服にちなんで(数え年の)一五歳を祝う行事。参加者は,将来の決意や目標などを明らかにすることで,おとなになる自覚を深める。(三省堂大辞林より)
なんだそうです。
困った💦
中学生の時に将来を見据えて大人になる自覚なんてなかったので😅、大変困りました。
そこで考えた。私が中学生の頃はボーっっとしてたけどと白状した上で、素晴らしい邦楽や箏の演奏家の先人たちの人生を私なりに語ってみよう!と。
と言うわけで、演奏と共にその曲を書いた何人かの作曲家のお話をさせていただきました。
式中はとってもとっても静かで、どれだけ話が伝わったかしら・・と少し心配になりましたが、あとで感想をいただいてホッとしました。結構色々感じてくれてたみたい。
式典を行ったことで、立志ということを意識してくれた生徒様もたくさんいらっしゃったようで。一部ご紹介。
作曲家の方々のお話では、これからの人生に活かすことができることをたくさん学ぶことができました
立志式をより、思い出に残し、夢がまだないけど大丈夫だと安心させてくれた話をありがとうございました
梶ヶ野先生のどうして琴を続けようとしたのか、と言う話がものすごくかっこいいなと思いました。
私はまだ将来の夢を確実には決めていませんが、今日からは今まで以上によく考え、長い人生を歩んで行こうと思いました
そうそう、これから長いし、なんだってできるよ✨と思います。ほんとうに!
最後に思わず笑っちゃった一文。
琴をひく手さばきが言葉に言い表せないほど、キレキレでした
キレキレ(笑)
今年の3月11日は大阪宝くじトワイライトクラシック・コンサートでした。
折しも今年の3月11日は、大阪で本番でした。
チェロの海野幹雄さんとDual KOTO×KOTOでの共演。
会場は大阪宝くじドリーム館。皆様ご存知ですか?宝くじドリーム館。東京新橋と大阪なんばにある、宝くじをもっと身近に知れるというスペースなんですよ。ここで抽選も行ったり、宝くじの歴史や今を知れるのです。大阪宝くじドリーム館では数年前に一度Dual KOTO×KOTOで演奏しましたが、その時私は即興しすぎて、17絃の柱を全部倒してしまったというメモリーがあります(遠い目)。
今回は折しも3月11日。東日本大震災の日でした。本番前の14:46、会場の皆様とご一緒に、黙祷からスタートした本公演。
感染症対策という事でスペースを贅沢に使った20席限定のコンサート。定期的に行われている公演なのでお客様もお馴染みの方が多いそう。他の楽器とご一緒する時はまずプログラムから色々悩みますが、今回あずみさんが編曲した「ルーマニア民俗舞曲」をメインに。さすがあずみさんが手がけただけあって、伴奏と言えども箏は箏らしく。すごくカッコ良いアレンジになっているのでまたいつか別の機会でもお届けできると嬉しいなと思っています。
今回は大阪本番前日、東京に前乗りして3人でリハーサル。通常だともう少し余裕のあるスケジュールを組むのですが、この時期、予約する飛行機が次々に欠航になってしまい、変更を余儀無くされたりして😭海野さん山野さんにはご迷惑をおかけしたりしました。
この時期に東京や大阪に赴く事は、鹿児島にいる私にとってはなかなかハードルが高いのが正直なところ。実際この公演に関しても一度中止となり自粛期間を経ての延期公演。これを実現してくださった日本クラシック音楽事業協会の方々のご苦労はいかほどだったかと。開催できて本当によかった。
あと現地では田波楽器様に本当にお世話になりました。ドリーム館での滞在時間に限りがあり、かなりタイトな中撤収せねばならず、田波楽器様のお力添えをお願いしました。私たちが演奏に集中するために、ご尽力いただく皆様のお気遣いやご苦労が私たちの礎となり、舞台が成り立つのだとつくづく。これは毎回思う事だけど、普通が普通でなくなって、こうやって舞台にたつ事さえ困難になったこのコロナ禍以降、そんな思いをさらに強く感じました。関係者の皆様本当にありがとうございました。
と言うわけで弾丸出張だったけど、無事に終了できたことが嬉しく、いつもの公演終わりより元気な感じで帰宅の途に。駅ではたこ焼き食べました。せめてもの大阪っぽさをここで😋
あと記念の春一番くじを購入して帰りました。結果はと言うと200円アタリ🎯!(笑)がでました。
45分授業内で、大人数に箏を触れてもらう作戦決行
2021年度初めての学校公演は姶良市立重富小学校へ。
隼人のサン・アモリ教室でお稽古頑張ってらっしゃるY先生からのご縁。
ここでは学校側からリクエストがあって、子供達に少しでもいいからとにかくとにかく楽器に触ってほしいと。人数を聞くと40人超。授業は45分。そしてそれを3クラス分。
おーーー、結構みっちりです(笑)。曲は”さくらさくら”🌸。
●子供達が触れる楽器の数は8面 → 一面につき5人わり当て
●45分内で5回ししないといけないので、説明などを考えると、一人当たりが触れるのはギリギリ5分ほど?
普通だと一曲仕上げるのはとても無理・・かと思いましたが、そこはなんとかリクエストに応えたい🔥そこで考えた。1フレーズずつだったら5分でもいけるだろう!
”さくらさくら”を4分割。
一人で弾くのは心もとないかもしれないので、2人一緒に弾いてもらうことにして。
ABという箏を弾く子たちは①のフレーズを。
CD箏は②のフレーズ。EF箏は③のフレーズを、GH箏は④のフレーズを。
それをAB→CD→EF→CD→EF→AB→GHの順で弾くと、一曲コンプリート!
これだと皆で一曲を仕上げてる感もあり、結構集中して練習するみたい。
箏に触れない子達も、歌詞や絃の数を読み上げたりして一体感がでる!という良い効果も。
音楽の授業で、今では必須となった伝統楽器。
でも担当する先生は和楽器にそこまで詳しくないとやはり苦労する、という話はチラホラ聞きます。しかもこんな短時間だと大変ですよね。
もしよかったらこんな作戦は如何でしょうか?というTIPSでした。
今年初めてのランチタイムコンサート
Youtube『箏(琴)の基本的な調子を学ぼう:同じ平調子でも低調子?高調子??』をupしました
今回は箏(琴)の古典曲などでよく使われる低調子について説明しています。
楽譜に平調子と書いてあって、平調子をちゃんととったはずなのに、三味線や尺八と合奏するとなぜか合わない??歌の高さが高すぎたり、低すぎたりして歌えない?? それは平調子の低調子にしていない可能性があります。この動画をみて、低調子・高調子について一緒に学んでいきましょう。
今回の動画は四つの章で構成されています。
第一章 低調子についての口頭説明
第二章 低調子にするときは楽譜のどこをどう読んだらわかるの?
第三章 楽器を使って低調子にするとき気をつける事
第四章 低調子を一から聞いてみよう(調弦表あり←スクショならココ)
明日合奏だし音だけわかれば良いんだ!!というお急ぎの方は第四章へGO。
でもいつかはちゃんと理屈も理解してね。
つくづくまあ思いますが、やはり言葉一つ一つが馴染深いものが少ないのでむずかしいですよね。ですが少しずつ覚えていけば大丈夫!
動画を見終わった後、『ロ』って何か!『壱越』って何か!だけでも覚えておいてくれると嬉しいです。ではでは!
今年もよろしくお願いいたしますとつらつら。
2021年度始まりましたね。今年は年女よ🐮
ゆっくりではありますが、ブログ今年もぼちぼちと更新してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
去年は喪中という事もあり、我が家は静かな年越しでした。またコロナという事もあったのか演奏仕事もなく、のんびりとしたお正月。すごく贅沢だなと思いつつ、ダラダラしながら、料理したり、本を読んだり、新規購入したipadをいじっていたらあっという間に休日は終わってしまいました😚
桐の音楽院では1月5日がお稽古始まりでした。年明けから「とりあえず先生の顔見に来た〜〜」と言ってお稽古に来てくださる方を筆頭に、お稽古もまぁともかく(笑)こんな切迫してくる状況の中訪ねてくださる方が多くてありがたいなと思う限り。
思えば、若い頃は「練習して来てないの!!?」とお弟子さんたちに言い放っていたような・・👹。でも自分自身両親の介護を経て、どうしても避けられないスケジュール変更や自身の都合だけではままならない事情があると気づく40代。体力の関係もあるしね。今更ながら、個々人仕事や家庭の事情もある中、お稽古場に来てくださるお弟子様の有難さをつくづく感じる昨今です。
ブログは多分20年以上続けており、時代時代で私の思考もだいぶ変わってきているなぁとつくづく感じます。どちらかというと環境に変化を迫られた事が多いにあったけど、今は自分の在り方がわりに気にいってます。ここ数年家庭の事情もあり、本を集中して読めなかったり、SNSにもうまく文章が書き込めなかったりの時期が続いたけど、ようやく昨年末くらいからインプット、アウトプットできるように(twitterも少しずつ再開!)。2021年は仕事もプライベートも自分らしく「スキナトキニ、スキナコトヲ」。映画『しあわせのパン』の陽子さんのように。
本年度もきっと歩みがのんびり🐄ではありますが、どうぞよろしくお願いいたします。
梶ヶ野
Dual Koto×Koto、岡山県勝央町へ行ってまいりました!
23日から1週間、山野安珠美さんと岡山県勝央町へ行ってまいりました。到着した初日からリハーサルと打ち合わせの連続。
最初の4日間は小学校へのアウトリーチ公演8回をホールにて開催。当初は学校へ訪問する予定だったのですが、ディスタンスを鑑み、生徒の皆様にホールに足を運んでもらう形になりました。音楽室や教室などで行う学校公演とは違い少し距離感はあったものの、日を追うごとにゴージャスになっていく照明や音響を児童のみんなも楽しんくれたのではないかなと思いました。これも日々工夫してくださったスタッフの皆様のおかげです。
学校公演と同時進行で行なっていたのが、収録のための準備。ホール開催予定だった「0歳からのコンサート」そして本公演は、急遽収録となった為、少しでも面白く?できないかなぁと曲を追加したり、素材を集めるために勝央町を駆け抜けたり。そんな私たちの思いつきに快く応えてくださる皆様のおかげで収録も形にすることができました。本当に有難うございました。
この公演の模様は後日勝央町のYouTubeにて配信されるそう。その際はまたご案内させてください。
公共ホール音楽活性化支援・文化庁連携事業という事で一年半年前ほどから決まっていた今回の演奏ツアー。しかしその間に起こる様々な禍騒動😨。出発直前まで少し心配もしつつ、でも勝央町の皆様が本当に温かく迎え入れてくださり、感謝の1週間になりました。
ところで勝央町のキャラクターと言えば”きんとくん”。そう!きんとくんは坂田金時さんの事です。私たちも記念写真をパチリ📷 いろんなグッズも豊富にあるんですよー。なんと配信映像にはこのきんとくんも・・・・出るとか?出ないとか??あと謎のカエルも・・・楽しみですね💕